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山王森緑地環境保全地域
本地域は、聖籠町次第浜集落の南約1kmの砂丘地にあり、古来、山王森と呼ばれる日枝神社の社叢です。
ここには、胸高直径30~75cm、樹高16~18mのアベマキが優占する落葉広葉樹林が生育しています。
アベマキ林は北蒲原地方の砂丘に分布しますが、本地域は県内で最も規模が大きく、自然が良好に残された樹林地として貴重です。
林内には、低地性又は暖地性の種のほか、日本海側の山地で普通に生育するヒメアオキ、ハイイヌツゲ、ツルアリドオシ等の日本海要素の植物が含まれており、砂丘地としては多様な植物分布がみられます。
また、一部には県内で希産のオケラが生育しています。
- 区域
北蒲原郡聖籠町大字次第浜字香々沢1558番2、1558番5、1559番 - 面積
民有地 1.77ha
官有地 0.90ha
※全域普通地区 - 保全対象
樹林(アベマキ林) - 指定年月日
昭和61年3月25日