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小松原自然環境保全地域
苗場山北側中腹に位置する本地域は、池塘などがよく発達した典型的な高層湿原で、その周りをオオシラビソ、コメツガ、ダケカンバ等の亜高山帯針葉樹が帯状に覆い、さらに外側はブナ林地帯となっています。
湿原内はミズゴケ類がカーペット状に密生し、ワタスゲ、モウセンゴケ、ヒメシャクナゲ、ツルコケモモ等の湿原植物が良好に生育しています。
また、湿原周縁部にはベニサラサドウダン、アカミノイヌツゲ、ウラジロヨウラク、クロベ等の植物が群落を作り、動物ではカヤクグリ、ビンズイ等のオオシラビソ帯に生息する鳥類が生息しています。
- 区域
十日町市国有林中越森林管理署1林班け2、ふ、こ、え、ニ小班2林班か3、た1~2、れ1~3、イ、ロ2~4小班、3林班へ、ち2、ロ2~3小班の全部、302林班か小班、303林班こ小班の全部、304林班ろ小班の一部 - 面積
国有林 306.24ha
※全域特別地区 - 保全対象
亜高山性植生及び湿原 - 指定年月日
昭和51年12月28日
※昭和54年2月20日(特別地区指定)