本文
平成13年6月定例会(第14号発議案)
平成13年6月定例会で上程された発議案
コメを原料とした輸入冷凍食品に関する意見書
コメを原料とした輸入冷凍食品に関する意見書
コメの国内生産量は、約947万トン、自給率は約95パーセントと高いが、食生活の変化に伴い、その需要量は年々減少している。
このため、全国の水田面積の約37パーセントに相当する101万ヘクタールに及ぶ生産調整が余儀なくされ、本県をはじめ全国の農業生産者に大きな打撃を与えているところである。
このような中、輸入関税を低く抑えるため、肉魚の含有量を20パーセント以上とした冷凍弁当や冷凍すし等が国内で販売され、今後も増産が見込まれるなど、我が国のコメをはじめとする農林水産業に大きな影響が懸念される。
よって国会並びに政府におかれては、水田農業をはじめとする農林水産業を巡る厳しい情勢の下、コメを原料とした輸入冷凍食品について、品質、安全性のチェック等適正な対応を強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成13年7月6日
新潟県議会議長 高橋 正
衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
厚生労働大臣 坂口 力 様
農林水産大臣 武部 勤 様
経済産業大臣 平沼 赳夫 様