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平成13年6月定例会（第12号発議案）
平成13年6月定例会で上程された発議案
京都議定書の早期批准・発効を求める意見書
京都議定書の早期批准・発効を求める意見書
地球温暖化が21世紀における最も深刻な問題となる中で、国際社会は、これまで10年にわたって、気候変動枠組条約の発効とそれに続く京都議定書の採択によって、地球温暖化防止のための国際的合意を積み重ねてきたところである。
しかしながら、ブッシュ米政権が京都議定書からの離脱を表明したことは、大変遺憾であり、京都議定書の交渉に世界最大の温室効果ガス排出国である米国の参加が得られないことは、地球環境保護についての国際的な取り組みの後退に繋がる。
我が国は、平成9年に地球温暖化防止京都会議の議長国として京都議定書をとりまとめた特別の経緯があることから、政府は率先して批准し、地球温暖化防止の国内制度を構築するとともに、京都議定書の平成14年発効を目指して、国際的なリーダーシップを発揮すべきである。
よって国会並びに政府におかれては、米国をはじめ世界各国に対しても、京都議定書が発効できるよう働きかけ、7月の気候変動枠組条約第6回締約国会議（COP6）再開会合において国際合意に達することを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成13年7月6日
新潟県議会議長 高橋 正
衆議院議長 綿貫 民輔 様
参議院議長 井上 裕 様
内閣総理大臣 小泉 純一郎 様
外務大臣 田中 眞紀子 様
経済産業大臣 平沼 赳夫 様
国土交通大臣 扇 千景 様
環境大臣 川口 順子 様
