本文
平成12年2月定例会(第7号発議案)
平成12年2月定例会で上程された発議案
農業者年金制度の改正に関する意見書
農業者年金制度の改正に関する意見書
農業者年金制度について国は、農業構造の大きな変化や年金財政の悪化により、抜本的な見直しを骨子とした「農業者年金制度改革大綱(案)」を昨年12月に提示した。
この年金制度は、農業者の老後生活の安定と農業経営の近代化・規模拡大の促進等農業政策の一環として昭和45年に創設され、以来、農業の中核的な役割を果たす専業的農業者を中心に加入促進がなされてきたところであり、この度の改正は今後の我が国農業・農村の在り方にも大きな影響を与えることが懸念される。
よって政府におかれては、農業者年金制度がこれまで果たしてきた役割を再評価するとともに、新たな食料・農業・農村基本法の基本理念を踏まえ、21世紀を担う若い後継者が安心して就農ができる農業・農村の環境づくりに向け、この年金制度に対する政策支援対象の拡大や助成水準の引き上げ等により、政策年金として再構築されるよう強く要望するものである。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成12年3月24日
新潟県議会議長 梁取 隆
内閣総理大臣 小渕 恵三 様
大蔵大臣 宮澤 喜一 様
厚生大臣 丹羽 雄哉 様
農林水産大臣 玉沢 徳一郎 様