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平成12年2月定例会(第4号発議案)
平成12年2月定例会で上程された発議案
新潟県における男女平等の実現に関する決議
新潟県における男女平等の実現に関する決議
第34回国際連合総会において「女子差別撤廃条約」が採択されて以来、20年を経過し、我が国では昨年、男女共同参画社会基本法が施行された。
これは、両性の人権の尊重が社会的にも広がっていくことが期待されるとともに、地方公共団体においても、その基本理念にのっとった施策の策定と実施が責務とされたところである。
しかし、社会的にはセクシュアルハラスメントの問題など、男女共同参画社会の実現には依然として課題が多く、立法の趣旨が十分浸透しているとは言えない現状にある。
これらを受け、本県においては平成13年度からの「新・新潟県女性プラン」(仮称)を策定中であるが、男女共同参画社会づくりに関する条例についても早期に制定することが求められている。
よって本県議会は、男女が共にいきいきと活躍できる環境づくりのため、セクシュアルハラスメントの防止をはじめとして、すべての県民が性別にかかわりなく、個人として尊重し合える男女共同参画社会の実現に一層努めることを、ここに表明するものである。
以上、決議する。
平成12年3月24日
新潟県議会