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平成11年2月定例会(第5号発議案)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0002588 更新日:2019年1月17日更新

平成11年2月定例会で上程された発議案

医療保険制度の改革に関する意見書

医療保険制度の改革に関する意見書

 去る1月7日、国の医療保険福祉審議会制度企画部会は、薬価制度の抜本改革に関する意見書を厚生大臣に提出した。これによると現行の薬価基準制度を廃止し、市場の実勢価格を基本として医療保険が病院などに支払う薬剤費に上限を設ける「参照価格制(薬剤定価・給付基準額制)」の導入を求めており、厚生省では実施を検討している。
 しかしながら、この改革案は国民に新たな負担を強いることとなると同時に、保険適用分と適用外分が混在する混合診療の導入となり、医療機関のみならず患者にとっても手続などで更なる負担となるばかりか、国民皆保険制度の根幹に重大な影響が懸念されるところである。
 また、現行の診療報酬体系では、医療技術や施設管理費用に対する評価が不明確といった課題が指摘されている。
 よって政府におかれては、かかる状況を踏まえ、国民皆保険制度を堅持し医療の公共性を確保するとともに、薬剤定価・給付基準額制を実施することなく、誰もが安心して利用でき、患者・医療機関の双方とも過重負担の生じない新たな医療提供体制並びに医療保険制度の構築を図るよう強く要望する。

以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

平成11年3月24日

新潟県議会議長 三富 佳一

内閣総理大臣 小渕 恵三 様
大蔵大臣 宮澤 喜一 様
厚生大臣 宮下 創平 様

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