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【佐渡】佐渡のにいがた農業水利施設百選

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:1111100000 更新日:2019年3月29日更新

これまで先人達が築いてきた農業水利施設の歴史を「佐渡のにいがた農業水利施設百選」としてまとめました。一人でも多くの皆様から身近にある農業水利施設に関心を持っていただき、さらに今後の佐渡の農業農村発展の一助になれば幸いです。
※見出しの次にある番号(朱鷺の里 佐渡の農地を潤すダム群(30番)など)は、にいがた農業水利施設百選の整理番号です。

佐渡の農業水利施設百選位置図[PDFファイル/417KB]

朱鷺の里 佐渡の農地を潤すダム群(30番)

佐渡島では新潟に比べ年間降水量が少なく昔から農業用水が不足する地域でした。江戸初期に金銀山で賑わうようになり人口が増えると新田開発が進められ用水を貯める多くのため池も造られました。戦後から今日に至るまで国仲平野の水不足を解消するためにこれらの農業用ダムが建設され、これによりほ場の整備も進み佐渡農業の近代化に大きく貢献しました。

豊穣の舞捧げる佐渡 赤玉の杉池(31番)

杉池は昭和40年に県の文化財に指定された樹齢300年以上の広葉樹林に囲まれた神秘的な池で、佐渡市赤玉地域の農地を灌漑しています。杉池大明神を祭る赤玉神社では5月に赤玉まつりが行われ古典芸能が奉納されます。

金北山麓に抱かれる用水施設(32番)

佐渡島は新潟に比べ年間降水量が少なく昔から農業用水が不足する地域でした。江戸初期に金銀山で賑わうようになり人口が増えると新田開発が進められ用水を貯める多くのため池が造られました。限られる水資源を有効に使う水利慣行やため池などの用水施設も今もなお現役で佐渡の農業と暮らしを支えています。

足利の昔にできた上横山の用水路(33番)

上江用水は佐渡市上横山地域の農地を灌漑する用水施設です。長江川上流の山腹水路で足利時代から掘り継がれ江戸慶長11年(1606)に完成したと伝えられています。一の堰から水を取り入れ三ツ江分水までの約1kmの水路で5集落に分水されますが、貴重な水を無駄にしないため、それぞれの水路には全て時間で水を割り振る番水制が敷かれています。

佐渡 国仲の農地や集落を守る排水施設(34番)

大佐渡地域と小佐渡地域に囲まれた国仲平野中央に国府川が真野湾へ注いでいます。国府川は河口閉塞や上中流の湛水などが新田開発の障害となっていたため、江戸寛永5年(1628)佐渡奉行所による河口改修等が行われてきました。現在は、平成元年の河川改修により洪水時に特定の田に水を流す排水慣行が姿を消すとともに、これらの排水機場を含む多くの排水施設の整備によって地域の農地や集落が守られています。

 

 

(全県版)にいがた農業水利施設百選<新潟県 農地部 農村環境課>

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