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【三条】インターンシップ学生が発見!/県央地域産業の魅力

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0420225 更新日:2021年9月22日更新
 
今回の『県央地域の魅力を探す探検記』では、令和3年度新潟県インターンシップに参加された大学生が、県央地域の施設や企業を2日間見学して見つけた魅力をお伝えしていきたいと思います!

みなさんこんにちは!私は、現在、大学3年生、大学では主に経営学を専攻しています。
新潟県が産業振興のために実際にどのようなことを行っているかを知りたい!あわよくば体験したい!と思いインターンシップに参加しました。

2日間の見学では、合わせて6つの施設や企業を見学させていただいたのですが、全部を紹介すると長くなってしまうため、厳選した3つの施設や企業を紹介したいと思います!

では、見学の様子をお届けします!

燕三条地場産業振興センター<外部リンク>

最初に紹介するのは「燕三条地場産業振興センター」<外部リンク>
「燕三条地場産業振興センター」と聞くと、物産館(メッセピア)をイメージする人が多いと思いますが(私もそう思った1人です)、今回はその物産館があるメッセピアの隣のリサーチコアにお邪魔しました。

リサーチコア外観写真 ブランキングアートの写真
リサーチコア内にも燕三条の製品やブランキングアートが並んでいます。

「リサーチコア」ってどんなところ?

燕三条地域の活性化の原点となる『モノづくり』を支援する拠点として、技術開発や商品開発、海外販路支援や人材育成など、地域産業の育成と発展を担う施設だそうです。

そんなリサーチコアでお話をしていただいたのは、燕三条ブランド推進部長の酒井さん。

酒井部長の写真

海外から安価な製品が続々と輸入されてくる中で、日本製の製品は高いと思われて売れなくなってしまう、そこで「ただ、製品を売るのではなく、その製品を通して暮らし方や生き方を提案すること」が重要になってくると仰ってたことが印象に残っています。

確かに、県央地域の製品は使いやすさや便利さを追求した商品が多く、使い手のことが考えられていますね。

燕三条「畑の朝カフェ」写真 オープンファクトリーマップ写真

メッセピア写真

そんなブランド推進部では、

などなど、魅力的な取組をたくさん行っています。

マグネット<外部リンク>

続いて、燕市の「マグネット」<外部リンク>を紹介します。
倉庫をリノベーションしたというショップ内には、燕三条地域の製品はもちろん、燕三条地域以外の製品もあります。
これは、燕三条地域以外の製品を見ることで、燕三条地域製品の魅力にも気付いてもらおうという思いからなのだそうです。

マグネットの写真 商品写真

そんな「マグネット」では、佐野ディレクターにお話を伺いました!

佐野ディレクター

「マグネット」では、「ものづくり」だけでなく、「まちづくり」、「ことづくり」として、数多くの取り組みをおこなっています。
これは、“「ものづくり」だけに魅力があっても、地域に魅力がなければ、「ものづくり」も衰退していってしまう”という考え方によるものだということです。

今まで、「まちづくり」というと行政の仕事だと考えていた私には、目からウロコでした。
行政だけでなく、民間からも地域を支える取り組みがある、これは従来にない新しい流れだと思います。
こうした新しい流れを作る人がいることも燕三条地域の魅力の1つです。

増田切出工場<外部リンク>

最後に紹介するのは、三条市の「増田切出工場」<外部リンク>です。

「切出(きりだし)」ってどんなもの?

切出の写真

「切出」とは、木細工に欠かせない大工・園芸道具だそうで、カッターナイフや鉛筆削りが普及するまでは、子供が自分で鉛筆を削るために筆箱に必ず1本は入っているものだったそうです。

こちらでは、実際に切出を作る工程を見学させていただきながら、増田切出工場の2代目であり、「にいがた県央マイスタ-」の増田健さんと、3代目の増田吉秀さんにお話を伺いました。

増田さんの写真
「にいがた県央マイスタ-」の増田健さん(左)と息子の吉秀さん(右)

工場内では、昨年からこちらで働き始めたYukiさんともお話させていただきました。

従業員Yukiさんの写真

根っからの職人な健さんと、理論的にものづくりをする吉秀さん、そして新しい作り手であるYukiさんといった3人のバランスが心地よく、和やかな雰囲気でお話を聞くことができました。

切出を1つ作るには約30もの工程が必要で、約100丁作るためには10時間ほどの時間がかかるのだとか。

製造に時間がかかる切出ですが、「たくさんの人に使ってほしい」という思いから、「高く売るのではなく、お客さんに実際に使ってもらえるような価格で売る」というのが、健さんと吉秀さんの共通の信念だそうです。

鉛筆削りの写真
3代目の吉秀さんが開発した「MASUWA【鉛筆切出】」

そんな「増田切出工場」では、伝統的な切出だけでなく、「刃物に触れる機会の少ない子供たちにも、刃物を使って工作をするきっかけになってほしい」という思いから、オリジナルブランドの鉛筆削り「MASUWA【鉛筆切出】」などの新しい製品も製造しています。

伝統的な部分を保ちながらも新たな形や新たな産業の担い手を受け入れていく、現代の地場産業の理想的な形だと感じました。

「インターンシップ学生の私」が感じた県央地域産業の魅力

今回、様々な施設・企業を訪れ、お話を聞いたことで私が発見した魅力は、「産業に関わる方それぞれが、自分の仕事や県央地域の産業に誇りを持ち、熱い思いを持ちながら働いている。そして、伝統だけでなく、新たな流れを取り入れていこうとしている」ということです。

なにより感じたのは、「信念がある人の話は面白い!」
皆さんの熱い言葉に、インターンシップということも忘れ、お話に聞き入ってしまうほどでした。

また、インターンシップを通して発見したのは県央地域の産業の魅力だけではありません!

今回のインターンシップのおかげで、たくさんの人や施設、企業に出会うことができました。
こういった経験は、“新潟県職員の仕事ならではの魅力”ですね!

今回はインターンシップ学生の私が感じた県央地域の魅力を紹介しました。

皆さんも熱い思いを持つ方々が集まる県央地区の魅力を探してみてはどうでしょうか?

今回紹介した施設や企業についてもっと知りたい方はこちらを御覧ください。

燕三条地場産業振興センター<外部リンク>

〒955-0092
新潟県三条市須頃1丁目17
電話番号:0256-32-2311

・三条燕ICから車で約5分
・燕三条駅(燕側出口)から徒歩で約5分

マグネット<外部リンク>

・三条燕ICから車で約15分
・燕三条駅から車で約15分

増田切出工場<外部リンク>

増田健さんが認定されている「にいがた県央マイスター」の詳細はこちらを御覧ください

オープンファクトリー情報はこちら

県央地域内のオープンファクトリーや恒常的に工場見学・体験を実施している工場の位置、内容、連絡先等を掲載。
匠の街「燕三条」で活躍する職人たちの、類まれなる技とものづくりの心にぜひ一度お会いください!

 


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