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新潟県の自殺者数は、全国と同様に平成10年に急増し、その後は、減少傾向にはありますが、依然として400人以上の方々が毎年自殺で亡くなられており、人口10万人あたりの自殺死亡率の比較では、全国ワースト上位という危機的な状況が長く続いています。
自殺死亡率の推移
上越地域(上越市・妙高市)は、全国及び新潟県と比べ、高い水準で推移していました。平成30年、令和元年は全国平均より高いですが、新潟県の自殺死亡率を下回りました。
(*自殺死亡率 人口10万人あたりの自殺者数)
年代別自殺者数の推移
高齢者が多い状況です。
地域や社会の問題
自殺に至るには、最低3つ・平均4つの要因が複雑に絡み、地域や社会的要因が背景にあると考えられています。
自殺は「自ら選んだ死」ではなく、こうした社会的要因により「心理的に追い詰められた末の死」と言えます。
自殺は、個人の自由な意志や選択の結果と思われがちですが、実際には失業、多重債務等の経済・生活問題や病気の悩み等の健康問題、介護・看護疲れなどの家族問題など、様々な要因が複雑に関係しています。
つまり、「死にたいから」死ぬのではなく、原因となる悩みがあるから死ぬので、その原因を取り除く、もしくは軽くする必要があります。
また、このような様々な悩みが原因で心理的に追い詰められた結果、うつ病を発症し、自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ってしまっている場合があります。
自殺者は亡くなる前に何らかのサインを出していることが多く、家族や職場の同僚など身近な人はそのサインに気づいていることが多いと言われています。
このサインに「気づき」、適切な相談場所へ「つなぎ」、温かく「見守り」、みんなで大切な「いのち」を守ってください。
悩みごとや困りごとがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
※自殺未遂や死にたい気持ちの強い方を中心とした支援機関。
まもろうよ こころ<外部リンク>
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