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議会報第260号(令和7年6月定例会 概要)
6月定例会は、6月17日に招集された。
開会日の冒頭、議員在職30年の尾身孝昭議員、柄沢正三議員及び議員在職10年の中村康司議員ほか3議員に対する永年在職議員の表彰を決議し、議長から表彰状及び記念品が贈呈された。
知事提出議案は、エネルギー価格・物価高騰の影響を受けている生活者及び事業者等に対する支援に必要な経費、農産物の安定生産のために市町村が行う消雪促進対策を支援するための経費等について計上し、総額約8億9千万円を増額する「令和7年度新潟県一般会計補正予算」など、21件あった。
代表質問、一般質問では、教育、農林水産、福祉・医療、原発など県政の諸課題について幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた常任委員会、連合委員会でも、活発な質疑が交わされた。
この結果、知事提出議案は、いずれも原案どおり可決、承認又は同意された。
議員提出発議案は、「東京一極集中の是正に向けた抜本的な改善策を求める意見書」、「拉致被害者全員の即時一括帰国の実現を求める意見書」、「最低賃金の引上げを求める意見書」、「食料安全保障の確保と農業の持続的な発展に向けた施策の展開を求める意見書」、「持続可能な水田経営を実現できる水田政策の構築を求める意見書」、「議員の派遣」の6件が全会一致又は賛成多数で可決された。
請願・陳情は、継続中のものを含め5件が審査され、採択1件、不採択2件、残り2件が継続審査とされた。
その後、皆川雄二議長、小島義徳副議長の辞職に伴う選挙が行われ、青柳正司議員が議長に、笠原義宗議員が副議長に選任された。また、議会運営委員会、各常任委員会及び各特別委員会の委員及び正副委員長が選任された。
会期21日間にわたった6月定例会は7月7日に閉会した。
【6月定例会採決の様子】