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にいがた県議会だより第85号(本会議質問2)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0574104 更新日:2023年4月23日更新

代表質問(2月24日)

小山芳元議員の写真

小山芳元議員
(未来にいがた)

知事公舎の廃止を検討すべきでは

(問) 知事公舎については、民間での十分な住宅供給、格段に発達した通信手段など、今日の社会情勢の変化からその必要性が薄れ、多額な維持管理費を要する財政面の問題から廃止する動きがある。
 2019年時点で、47都道府県中、17都道府県で知事公舎を廃止、23県で知事が公舎に居住しているが、福井、島根両県知事は知事公舎に居住せず、その他は県幹部職員公舎の利用や、民間マンションの借り上げ、自宅居住としており、三重県では有識者会議の意見書をもとに検討しているとのことである。
 本県では、副知事公舎や議長公舎が廃止されてきたが、財政危機対策に向けた県有施設の売却の一環として、知事公舎の廃止を検討すべきではないのか、見解を伺う。

(答) 知事公舎は、公務を行う上で必要な機能を備え、歴代の知事が来客対応や執務に使用しており、現在、私自身が居住し使用している。
 公舎での行事は、それぞれ意義あるものであり、また、他県と比較しても築年数は少ないことから、当面は、存続を前提に、引き続き適切な運用に努めていく。
 なお、運用に当たっては、行財政改革行動計画による歳出削減の対象として、公舎業務の合理化や維持管理の簡素化等を進め、経費節減に取り組んでいる。

柏崎刈羽原発の再稼働に関する「職を賭して信を問う」との発言について

(問) 知事は知事選に初出馬した当初、職を賭して県民に信を問う、と公約的に述べてきたことについて、12月定例会の連合委員会質疑でも、職を賭すとはどこへ行ってしまったのかと再三質したが、最後まで知事の口から信を問うとの発言が出ても、職を賭してという発言が出なかった。
 知事は知事選初挑戦時、「県民の皆さんに職を賭して信を問う」と明言し、「任期途中で辞職、再出馬するという意味か」との記者の質問に、そうだ、と答えている知事の発言記事が、2018年5月23日の新聞各紙に掲載されている。
 政治家は一度言った言葉に責任を持つべきであり、自身の発言を訂正や取り消したいのであるならば、その旨を県民に説明すべきである。そうした発言がなかったかのようにうやむやにすることは、政治家として取るべき姿勢ではなく資質が厳しく問われる。
 改めて問うが、当初の、職を賭しての発言にどう対応するのか、明確な答弁を求める。

(答) 柏崎刈羽原発の再稼働について、就任以来一貫して申していることは、3つの検証の結果について、広く県民の皆様と情報共有し、その上で、リーダーとして責任を持って、結論を県民の皆様にお示しする。そして、その結論を受け入れていただけるかどうかについて、県民の皆様の意思を確認するプロセスが必要と考えている。
 県民の意思を確認する方法については、議会での議論や住民の直接投票等、様々な手法が考えられる。
 その手法について、再稼働に関する議論も始まっていない現段階で決めているわけではないが、私は信を問う方法が責任の取り方として最も明確であり、重い方法であると考えている。
 いずれにしても、県民の「命とくらしを守ること」を第一に、引き続き必要な対応をしていく。

 


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