にいがた県議会だより第84号（本会議質問10）

（問）　田上町の後藤大橋交差点は、過去3年間で交通事故が多発していることから、県警のホームページにおいて「交通事故要注意交差点」に選定されている。地元では事故の頻度から「魔の交差点」と呼ばれているこの交差点の、総合的かつ早急な安全対策が必要と考えるが、所見を伺うとともに、今後どのような対策を行うのか概要について伺う。

（答）　県警察では、後藤大橋交差点など「交通事故要注意交差点」として選定した5か所について、交通事故の分析結果に基づき、警察官による指導取締りのほか、県警ホームページやラジオ放送を活用した広報、道路管理者等関係機関と連携した交通安全施設整備などの諸対策を推進しているところである。
　後藤大橋交差点については、交通事故発生状況を踏まえ、早急な交通事故防止対策が必要と考えている。同交差点については、今年度の県の安全・安心緊急施設整備事業において、関係機関による合同点検を実施し、「止まれ」の路面標示の明確化や、事故防止の注意を促す路面表示の追加などを各機関で取り組んでいるところである。
　また、この交差点では、カーナビゲーションに誘導されたドライバーによる交通事故が多いという分析結果から、県警察では、同交差点へ誘導しないよう交通情報提供事業者への協力依頼も行ったところである。
　県警察としては、対策の効果を検証しながら、引き続き関係機関と連携して交通事故防止対策を推進していく。