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にいがた県議会だより第83号(本会議質問10)
一般質問(10月3日)
斎京四郎議員
(自由民主党)
上越医療圏における医療再編について
(問) 昨年度、上越医療圏は国の重点支援区域に選定され、県も上越地域医療構想調整会議をたびたび開催して議論を深めているところと承知しているが、短期、中長期それぞれで解決すべき課題も多いと認識している。今後のスケジュール感も含め、どのように医療再編の議論を進めていくのか伺う。
(答) 喫緊の課題となっていた外来透析医療体制の構築については、機能集約化の方針が今年3月に合意され、令和6年度からの受入開始を目指して、上越総合病院で体制整備が進められている。
今後の医療再編については、現在、重点支援区域の選定による国の支援も得ながら議論を進めており、先月開催した上越地域医療構想調整会議において、「急性期機能の集約」、「回復期の医療体制の充実・強化」、「病院間の密な連携」の3つの観点から検討を進めることとしたところである。
地域の住民がどこにいても安心して必要な医療を受けられるよう、まずは、医師不足などにより顕在化している地域の医療機能の低下への短期的な対応を進めるとともに、中長期的な医療需要の変化を見据えながら、中核的な病院の機能強化を柱に据えた医療再編の議論を着実に進めていく。