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にいがた県議会だより第82号(本会議質問9)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0516126 更新日:2022年8月28日更新

一般質問(7月15日)

笠原義宗議員

笠原義宗議員
(自由民主党)

本県の医療体制について

(問) 一部の報道では、病院の中で緊急性の高い急性期医療を担う病床であるにもかかわらず十分な診療実績を欠く「名ばかり病床」の割合が全国平均で35%、最も高い高知県では63%であり、本県でも平均よりは低いものの該当する病床があるとのことである。報道によれば、このような非効率な医療体制の弊害が、新型コロナウイルス患者の受入れが進まないという形で露呈したと指摘されているが、本県の医療体制についての認識を伺うと共に、今後の地域医療構想調整会議においてどのように検討を進めて行くのか伺う。

(答) 人口減少や高齢化に伴い医療ニーズが変化し続けており、本県でも、従来の急性期機能を中心とした現状の医療提供体制との間に乖離(かいり)が生じてきているとともに、このニーズの変化は今後も更に進むと予想されることから、各圏域の医療ニーズに合わせて各病院の役割や機能を再編することが喫緊の課題であると認識している。
 一方で、今般の新型コロナウイルス患者の受入れについては、本県では、地域の中核病院を中心とした病院群の役割分担と連携などにより、新規感染者数の増加がみられた時期においても、患者の受入れを円滑に進めることができたところである。
 県では、昨年4月に策定したグランドデザインにより、各圏域において議論を重ねているところだが、急性期から回復期への機能再編も大きな課題となっていることから、その中心となる地域に密着する病院の役割や機能の方向性を、今年秋をめどに明確化することとしており、これにより地域医療構想調整会議における議論をさらに加速させていく。

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