にいがた県議会だより第81号（本会議質問8）

（問）　感染不安を感じている県民などを対象とした無料検査について、民間薬局では現在までに、200を超える店舗でPCR・抗原合わせて3万件を超える検査が行われているとのことである。一方で、UAゼンセン新潟県支部のドラッグストア協議会によると、無料検査を実施しているドラッグストアでは、検査結果に関する苦情や判定に要する時間等を巡り、全国的に利用者によるカスタマーハラスメントが相次いでおり、従業員から不安の声が挙がっていると聞く。知事が記者会見で防止を呼びかけるなど対策を講じるべきと考えるが所見を伺う。

（答）　本県においては、無料検査を実施している民間薬局から、ハラスメントに関する相談を受けたことはこれまでのところない。
　一方で、検査結果の通知が遅い、待ち時間が長いなどの意見をもらうことはあると聞いており、意見が出された背景や状況を踏まえて、各薬局で適切に対応しているものと考えている。
　ハラスメントを防ぐための取組の一つとして、PCR検査は判定までに時間を要することなど、検査の特徴について利用者から十分に理解してもらうことが考えられる。
　引き続き様々な媒体で検査に関する正しい知識を広報するなど、情報提供に努めていく。