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にいがた県議会だより第74号(本会議質問15)
一般質問(6月22日)
佐藤久雄議員
(無所属)
佐渡空港拡張整備関連地権者からの要望について
(問) 佐渡空港について、2月定例会で、家屋の移転を余儀なくされる4名の地権者の思いを質問したが、知事は私の質問に真正面から答弁していない。地権者は、「60数年前の現佐渡空港建設時の執拗、強引極まりない進め方や、2,000メートル滑走路の建設計画の説明時点で家屋の移転を伴う地権者に何ら説明がなかった点について、先ず陳謝して貰いたい。そうであれば、佐渡空港の2,000メートル滑走路建設に協力したい」と思っているが、知事は「一部の地権者に行政に対する不信感があり、用地の提供にご理解をいただけていない。」と答弁し、地権者の求めていることには一切触れていない。地権者は、佐渡出身の花角知事誕生を機会に、過去の経緯は一切水に流し、「振上げた拳を下ろし、県と和解したい」との切なる思いを抱いている。県に陳謝を求める地権者の要望に真正面から答えることが、地権者間題解決の早道と確信するが、知事の所見を伺う。
(答) 佐渡空港拡張整備計画の空港予定地が、度重なる地元調整の結果、現在の位置になった経緯などから、一部の地権者に行政に対する不信感があり、用地の提供にご理解をいただけない状況であると認識しており、地権者からの要望の主旨は承知している。
交渉に主体的に取り組む佐渡市からは、同意取得のための交渉に向け、引き続き地権者との信頼関係構築が必要であると伺っており、県としては、佐渡市と十分調整しながら、地権者からの同意取得に進展が図られるよう対応していきたいと考えている。