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にいがた県議会だより第72号(本会議質問8)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0249677 更新日:2020年1月26日更新

一般質問(12月6日)

樋口秀敏議員(未来にいがた)

樋口秀敏議員
(未来にいがた)

県立病院によるへき地医療の提供は

(問) 県立病院経営委員会から県立病院の役割・あり方に関する提言が提出され、県立病院は急性期医療や不採算医療に重点化し、へき地医療や一次救急医療等は市町村等が主体的な役割を果たすべきとされた。しかし、市町村の財政事情も厳しいところが多く、県がへき地医療から撤退した場合、地域医療の崩壊が危惧される。県民がどこに住んでも公平に医療を受けられるよう、へき地医療も県立病院が責任を持って提供すべきと考えるが、所見を伺う。

(答) 本県の県立病院は、公立病院本来の役割である、へき地等における医療、救急・精神などの不採算・特殊部門に関わる医療、民間では限界のある高度医療に加え、歴史的経緯などから、民間病院と同様に地域の一般医療も担っている。
 これらについて、へき地医療を担っている病院においては、患者の大多数が高齢者かつ地元自治体の住民であること等から、その機能の重要性は認めながらも、県と市町村との役割分担や、県立病院が立地していない市町村との均衡などから、県立病院経営委員会より「へき地医療、一次救急医療やプライマリケアは市町村やかかりつけ医が主体的な役割を果たすなど県立病院の役割を明確化すべき」などの最終的な提言をいただいたものと理解している。
 今後はこの提言や、地方公営企業法において企業としての経済性の発揮が求められていることなどを踏まえ、各県立病院が具体的に果たすべき役割や運営主体を含めたあり方、機能・規模などを検討するとともに、地域の皆様が将来にわたって安心して医療が受けられるよう、関係者の理解と協力を得ながら、県立病院を含めた医療機関相互の機能分化と連携による医療提供体制の構築に向けて取り組んでいく。

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