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にいがた県議会だより第72号(本会議質問10)
一般質問(12月9日)
松原良道議員
(自由民主党)
暑さに対応できるコシヒカリの改良等は
(問) 米王国新潟としての地位を維持し続けるため、消費者評価の高いコシヒカリの食味の維持と暑さに対応できる品種の改良に、1日も早く取り組むべきと考えるが所見と今後の対応について伺う。
(答) 本県産コシヒカリは、長年にわたる産地の努力により、多くの消費者から評価をいただいており、「コシヒカリの産地と言えば、新潟県」というイメージと高いブランド価値を維持しているものと考えている。
一方で、本年の品質低下を踏まえた議員ご提案の、コシヒカリに高温耐性を付加し、例年並みの1等米比率を確保することについては、有識者から、「高温条件が一定の限度を超えるようになると、品種育成による等級確保にも限界が出てくる」との意見もいただいており、単一の品種だけで異常高温に対応することは困難であると考えている。
このため、県としては、まずは複数品種の栽培などによるリスク分散を進めるため、早生(わせ)から晩生(ばんせい)まで、暑さに強い品種を揃えられるよう、品種開発に取り組んでいきたいと考えている。