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野生鳥獣の救護について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0451881 更新日:2024年4月1日更新

新潟県環境局・環境対策課「傷ついた野生鳥獣を見つけたら」のページ

傷病鳥獣を見つけたら

新潟県では、絶滅のおそれのある野生鳥獣等の保護のために協力動物病院や県民の皆さんと協力して、ケガを負ったり病気にかかった野生鳥獣の救護活動をしています(ペットや家畜は扱いません)。

新潟県内で保護された傷病鳥獣は、下記いずれかの流れを経て愛鳥センターに収容されます。
愛鳥センターでは、直接現地での保護、収容を行っていません。
県民の皆さんのご協力をお願いします。

○発見者が県地域機関に通報し、地域機関が対応→愛鳥センターへ搬送される

○発見者が近くの協力動物病院に持ち込む→愛鳥センターへ搬送される

○発見者が直接愛鳥センターに持ち込む

県地域機関・環境対策課連絡先

県内の協力動物病院の一覧

※協力動物病院や愛鳥センターに持ち込む前に、なるべく電話連絡をお願いします

※傷病鳥獣を保護するときは、人間もケガをしないように気をつけてダンボール箱などに移して運んでください。また、衛生面から手袋や新聞紙・ビニール袋などを利用して捕まえ、保護したあとは石けんでよく手を洗いましょう。

傷病鳥獣についてのよくあるお問い合わせ

保護収容を見送る鳥獣

愛鳥センターで受け入れができる動物は、ケガを負い、あるいは病気にかかり、新潟県内で保護された野生の鳥類と哺乳類です。
しかし、中には受け入れができない種類があります。
(通常受け入れる種類でも、鳥インフルエンザ等の防疫のため期間を定めて受け入れが中止される地域が設けられる場合があります。)
受け入れできない種類とその理由については下記のページをご覧ください。

愛鳥センターで収容を見送る種

※特に野鳥のヒナの場合、巣立ち後しばらくは十分に飛べず、地面に落ちているのを、迷子になっている、あるいは保護が必要と誤解され、愛鳥センターに持ち込まれることがあります。ヒナを見つけても拾わずに、そっとしておきましょう。

詳細はコチラ「落ちているヒナを見つけたら」

愛鳥センター収容後の流れ

1.治療

運ばれた傷病鳥獣は愛鳥センターで治療を行います。
収容当初のもの、あるいは症状の重いものは、救護棟で治療します(救護棟は見学できません)。

救護棟
救護棟外観(見学はできません)

ある程度回復した鳥獣は屋外の飼育舎に移します(屋外飼育舎は見学できます)。
屋外飼育舎で自然環境(風雨、気温等)へ慣らします。

飼育舎
飼育舎(見学できます)

飼育ウミネコ
飼育中のウミネコ(テグス被害で翼の一部がありません)

釣り糸や釣り針は持ち帰りましょう

2.野生復帰

自然環境下で生きていける、と判断された鳥獣は、放鳥・放獣します。
翼を骨折して飛べなくなるなど、野生では生きていけないと判断された鳥獣は、原則として屋外飼育舎で飼育を継続します。

放鳥
放鳥のようす(クロツグミ)

傷病鳥獣を保護してくださる皆様へ

 愛鳥センターには毎年多くの傷病鳥獣が運び込まれます。
 運びこまれた傷病鳥獣は獣医さんが治療をしても命を落としてしまうことが多いのです。その理由は、人間が保護できるほどに弱ったものはすでに重篤な状態であることが多く、人間を怖がって暮らしてきた野生動物は、それでも体を動かせる限り逃げようとします。命を助けるための保護・治療であっても、野生動物には途方もないストレスがかかるのです。

 ここで、皆さんに知っていただきたいのは、人間が保護することがその命や自然界にとって最善ではないかもしれないということです。野外で亡くなった命は他の生物に食べられるなどして分解され、また多くの命を育てます。

 弱っている命を助けたいと思う気持ちが間違っているわけではありません。まして人間の生活によって野生動物が傷ついているならば、私達にはそれらを助ける責任があると思います。
 そこで、その傷ついた野生動物がどのような生活をしていて、なぜ傷ついたのかについても考えてみてほしいのです。目の前の傷ついた鳥獣を救いたいという気持ちとともに、彼らの生態とその生活を脅かす要因(建物への衝突、交通事故、ペットの猫等に襲われる、等々)について理解を深めることが、これからの鳥獣保護により一層つながるのではないでしょうか。

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