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【新発田】奥胎内ダムの建設記録

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0125079 更新日:2019年6月29日更新

 奥胎内ダムは昭和60年度から平成1年度にかけて実施調査を進めました。その後、平成2年度から建設工事に着手、平成30年度に完成しました。このページでは建設記録を紹介します。

奥胎内ダムの完成(平成30年3月)の画像
奥胎内ダムの完成(平成30年3月)

工事用道路の建設 [平成2年度~平成15年度完了]

 平成2年度から工事用道路(5.9km)を建設しました。3号土捨場から奥胎内ヒュッテまでの県道3.0km、奥胎内ヒュッテから奥胎内大橋東詰までの市道1.7km、奥胎内大橋東詰からダム建設予定地に進入するためのダム専用道路1.2kmを建設しました。また、胎内川ダムから奥胎内ダム建設予定地までの7.8km区間において送電線・通信線を道路地下に埋設しました。

工事用道路の建設の画像
工事用道路の建設

市道よりダム建設地に向かう奥胎内大橋と奥胎内トンネルの画像
市道よりダム建設地に向かう奥胎内大橋と奥胎内トンネル

胎内川に架かる仮橋の画像
胎内川に架かる仮橋

転流工 [平成15年度~平成16年10月完了]

 ダム本体敷の上流から下流に向かってトンネルを掘り、本来の河道(川の通り道)を締め切ることにより、川の流れをトンネルに導いて、ダム本体敷で作業ができるようにします。このとき作るトンネルを仮排水トンネルといいます。平成16年10月に完成し、ダムが完成するまで川の流れを迂回させます。

川の仮回し(転流工)の画像
川の仮回し(転流工)

転流工呑み口部の画像
転流工呑み口部

転流工吐き口部の画像
転流工吐き口部

基礎掘削工 [平成17年度~平成22年10月完了]

 胎内川を仮排水トンネルに迂回後、ダム本体部掘削を開始しました。掘削によって発生した岩石や土砂は3号土捨場に運搬して、コンクリート骨材として再利用します。また、掘削によってむき出しになった法面は、工事現場周辺に生育している植物の自然定着による緑化を図り周辺の自然環境に影響を与えないように配慮して法面の崩落を防ます。

本体基礎掘削の画像
本体基礎掘削

基礎掘削作業の様子(右岸側)の画像
基礎掘削作業の様子(右岸側)

基礎掘削完了の画像
基礎掘削完了

ダムコンクリート工 [平成22年度~平成28年度完了]

 本体基礎掘削終了後、バッチャープラントでコンクリートを製造し、本体コンクリート打設を開始しました。平成23年度からは、タワークレーンが設置されてコンクリート打設が本格化しました。

ダムコンクリート打設工の画像
ダムコンクリート打設工

コンクリート初打設の様子(平成22年10月)の画像
コンクリート初打設の様子(平成22年10月)

バッチャープラントで製造されたコンクリートは、タワークレーンで打設の画像
バッチャープラントで製造されたコンクリートは、タワークレーンで打設

閉塞・工事用道路撤去 [平成28年度~平成30年度完了]

 ダム本体工事が終了したところで、バッチャープラント、タワークレーン、工事用道路、仮橋、仮締切堤などを撤去し、仮排水トンネルを閉塞して、川の流れを元に戻します。

工事用道路、仮橋、仮締切堤撤去、仮排水トンネル閉塞工の画像
工事用道路、仮橋、仮締切堤撤去、仮排水トンネル閉塞工

管理棟建設状況の画像
管理棟建設状況

仮排水トンネル閉塞状況の画像
仮排水トンネル閉塞状況

試験湛水 [平成30年度]

 ダム提体及び貯水池周辺の安全性を確認するため、試験湛水を開始しました。
 試験湛水はダム建設事業の最終工程となります。サーチャージ水位まで水位上昇させた後、常時満水位まで低下させ試験湛水を完了させます。

試験淡水開始の画像
試験淡水開始

試験淡水中(サーチャージ水位)の画像
試験淡水中(サーチャージ水位)

このページに関するお問い合わせは

新発田地域振興局地域整備部ダム管理課管理係
〒 959-8511 新発田市豊町3丁目3番2号
電話: 0254-26-1326(直通)
ファクシミリ: 0254-24-0403

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