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上越地域地盤沈下緊急時対策

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0062771 更新日:2022年12月1日更新

1 概要

 上越地域では、消雪に地下水を大量に使用したことにより、冬季の地下水位が低下、これに伴う地層の収縮により、豪雪年には地盤沈下が大幅に進行しました。特に昭和59年から61年まで3年連続して豪雪に見舞われ、消雪用地下水揚水量が増加して地盤沈下が著しく進行し、全国ワースト1位から3位の地盤沈下が認められました。沈下の中心は上越市の高田市街地から稲田にかけた区域、高田市街地北部の旧国道周辺及び市街地南東部の関川右岸周辺の旧高田市街地でした。
 このため新潟県では、昭和60年度から、緊急時対策を実施しています。これは、冬季の降雪状況等に応じて地下水位の低下が著しく、地盤沈下が進行するおそれがあるときに、県が注意報や警報を発令し、地下水利用者である事業者や市民にその状況を周知し、地下水の節水・削減対策の実施を要請するものです。

2 注意報・警報の発令区域

 注意報・警報の発令対象区域は新潟県生活環境環境の保全等に関する条例に基づく規制区域(井戸の設置が許可を要する区域)のうち、一般国道8号の南側で、一般国道18号(上新バイパス)から西側の豪雪年に沈下の中心となった旧高田市街地を中心とした区域です。

規制区域の位置図 (上越市ホームページへ)<外部リンク>

3 注意報・警報の発令及び解除の基準

区分 発令の基準 解除の基準 発令時に地下水利用者に要請する措置
注意報  地下水位の12月1日からの低下量(以下「低下量」という。)が高田G2観測井において6mを超え、又は高田城址公園観測井において5mを超え、降雪条件からみて、その状況が継続すると認められるとき。  地下水位の低下量が高田G2観測井において5m未満となり、かつ、高田城址公園観測井において4m未満となった場合で、降雪条件からみて、その状態が悪化するおそれがなくなったと認められるとき。  消雪設備の運転状況の点検等節水対策の徹底及び警報発令時に対処できる体制
警報  地下水位の低下量が、高田G2観測井において8mに達し、又は高田城址公園観測井において7mに達し、地層収縮の状況及び降雪条件からみて地盤沈下が著しく進行すると認められるとき。  地下水位の低下量が高田G2観測井において6m未満となり、かつ、高田城址公園観測井において5m未満となった場合で、地層収縮の状況及び降雪条件からみて、地盤沈下が著しく進行するおそれがなくなったと認められるとき。  地下水揚水量のおおむね50%の削減

4 観測地点

地下水位等を、高田G2観測井と高田城址公園観測井で監視しています。

高田G2観測井には地下水等リアルタイムシステムを設置しています(地下水位等リアルタイムシステム<外部リンク>)。

高田城址公園観測井には電話応答装置を設置しており、電話で随時地下水位と地層収縮量を知ることができます(通常の通話料金が必要です。)。

観測地点名称 設置者 所在地 井戸深度
(メートル)
ストレーナー
深度(メートル)
観測項目 電話番号
高田G2観測井 新潟県 上越市栄町
(上越市立城北中学校)
137 114~129 地下水位・収縮量 -
高田城址公園観測井 上越市 上越市本城町
(高田城址公園)
262 199~222 地下水位・収縮量 025-525-2554

5 地下水位等の観測結果 

 ・上越環境センター 公表(測定データは12月~3月に更新します)

 ・地下水等リアルタイムシステム(高田G2)<外部リンク> 

6 令和4年度上越地域地盤沈下緊急時対策実施方針について

令和4年度上越地域地盤沈下緊急時対策実施方針 [PDFファイル/101KB] 

 

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