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【上越】地盤沈下を防ぐため地下水の節水にご協力ください
現在の注意報・警報の発令状況
過去の発令状況については以下のファイルでご確認いただけます。
冬期(12月~3月)の地下水位等の観測結果
高田G2観測井
観測結果については以下のホームページを参照してください。
上越地域の地盤沈下<速報><外部リンク>
高田城址公園観測井
電話応答装置で現在の地下水位等の状況を聞くことができます。(通話料金が必要です。)
◆高田城址公園観測井(上越市高田城址公園内)Tel:025-525-2554
地盤沈下を防ぐための取組み(冬期間における緊急時対策について)
県と上越市では、上越地域の地盤沈下進行を防ぐため、毎年冬期間に緊急時対策を実施しています。上越地域振興局では12月から3月の間、地下水位の低下量および地層の収縮量を毎日監視しています。
また、地下水位が著しく低下し、地盤沈下が発生するおそれが高まった際は、「地盤沈下注意報」「地盤沈下警報」を発令して、揚水設備設置者や地域の皆様にお知らせするとともに、節水へのご協力をお願いしています。
令和3年度上越地域地盤沈下緊急時対策実施方針 [PDFファイル/183KB]
令和3年度上越地域地盤沈下緊急時対策について(「環境にいがた」内へのリンク)
上越地域地盤沈下緊急時対策(上越市役所のホームぺージへのリンク)<外部リンク>
地下水と地盤沈下の関係
地下水は、雨水や雪解け水などが長い年月をかけて地中に染み込んだ、自然からの大切なおくりものです。
一度にたくさんくみ上げ過ぎなければ、地下水はやがて元の水位に回復します。しかし、地下水をくみ上げすぎると、地下水が蓄えられた層(帯水層)の上下にある粘土層からも水分が絞り出され、地盤沈下が発生します。例えると、水を含んだスポンジを上から押し続けたときと同じで、スポンジの中の水が絞り出され、押し続けられたスポンジが縮んだままになるイメージです。地盤は一度沈下してしまうと、なかなか元には戻りません。
地盤沈下が進行すると、建物が傾いたり、ガス管や水道管に亀裂が生じたりするなど、大きな被害が発生します。また、地面が低くなり、水害が起こりやすくなるおそれもあります。
地盤沈下を防ぐために、地下水の節水にご協力をお願いします。 [PDFファイル/684KB]
節水の合言葉は T P P!
地下水を節水するためには、以下の方法が有効です。
1. 「T」 Time 散水の時間を減らす
雪が降っていない時はポンプを止めましょう。降雪感知器の設置もおすすめです。
2. 「P」 Power 散水の強さを減らす
散水のいきおいは適切に。少量の水でも十分な効果があります。
3. 「P」 Place 散水する場所を減らす
機械や人の手で除雪できる場所は地下水に頼らず、必要な場所だけに散水しましょう。
上越地域の地盤沈下の現状
高田市街地を中心に、平野部の広い範囲で地盤沈下が進行しています。
令和2年9月から令和3年9月の1年間で最も沈下したのは、上越市子安で、3.20cm沈下しました。最近5年間で最も沈下した地点では5.58cm沈下しています。昭和43年の観測開始から最も沈下した地点では、40cm以上沈下しています。
令和3年度_上越地域地盤変動図(令和2年9月~令和3年9月) [PDFファイル/1.29MB]
令和3年度_上越地域地盤変動図(平成28年9月~令和3年9月) [PDFファイル/1.3MB]
令和3年度_上越地区地盤変動図(全年間) [PDFファイル/1.39MB]
県内の他地域の地盤沈下対策についても、県ホームページ「環境にいがた」でご覧いただけます。
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