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さまざまな事情で親と離れて暮らす必要があるこどもたちがいます。
『里親制度』とはそうしたこどもを自分の家庭に迎え入れ、周囲のサポートを受けながらあたたかく養育していく『こどものための制度』です。
現在、日本にはさまざまな事情で家族と離れて暮らすこどもが約4万2千人います。そのうち里親家庭等で暮らしているこどもは約2割です。あたたかい家庭を必要としているこどもたちに、安心感と健やかな育ちを提供することが社会全体に求められています。
こどもは安心・安全・安定した環境の中で、家族から支えられながら心身ともに成長していきます。しかし、現実には家庭環境などのさまざまな事情で家族と離れて暮らさなければならないこどもがおり、それらのこどもの多くは施設などで生活しています。
家族から離れて暮らさなければならないこどもにとって大切なことは、どこにでもある普通の環境で、安心して安定した生活を継続的に送ることができる、ということなのです。
こうしたこどもたちを家庭に迎え入れ、できる限りのぬくもりと理解をもって育てようとしてくださる方を「里親」といいます。里親制度は特別な「こどものため」の制度ですが、特別な方しか認められないというわけでもありません。一定の条件はありますが、里親家庭に求められるのは「どこにでもある普通の生活を安定して送ることのできる環境が整っている」ということです。
「そのようなこどものために力になりたい」「こどものために自分が役に立てるなら」というお気持ちがある方、こどもを育てた経験がある方でもない方でも、「里親制度について知りたい」「自分も里親になれるだろうか」と関心を持たれた方で、新発田市、村上市、阿賀野市、胎内市、聖籠町、関川村、粟島浦村にお住まいの方はまずは新発田児童相談所へご相談ください。制度や申請方法について詳しくご説明いたします。

こども家庭庁では、毎年10月を「里親月間」と位置づけ、里親制度に対する理解を進めるための集中的な広報啓発を実施しています。
令和7年10月15日水曜日、10月29日水曜の「県からのお知らせ」で里親制度について放送します。