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【見つけた!農業びと】ふたりで歩む れんこん産地の担い手 農家屋なかじま 中嶋 果菜さん・哲也さん夫妻(長岡市) 

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0688854 更新日:2025年9月9日更新

ふたりで歩む れんこん産地の担い手 農家屋なかじま 中嶋 果菜さん・哲也さん夫妻(長岡市)

 長岡市の中之島(なかのしま)地域でれんこん栽培を行う「農家屋なかじま」の中嶋 果菜(なかじま かな)さん・哲也 (てつや)さん夫妻を紹介します。

 

画像1_中嶋果菜さん・哲也さん
​中嶋果菜さん・哲也さん

 

 長岡市の特産物の一つである大口(おおくち)れんこんの収穫が始まっています。

 

画像2_収穫作業(水をかけながられんこんを掘り上げます)
​収穫作業
(水をかけながられんこんを掘り上げます)

 

画像3_収穫直後のれんこん(ほ場で選別します)
​収穫直後のれんこん
(ほ場で選別します)

 

 夏場のれんこんは品質を保つため、早朝に収穫し、当日の正午までに出荷しなければならないので時間との闘いです。

 

画像4_出荷調整作業(節間にある根を除去します)
​出荷調整作業
(節間にある根を除去します)

 

 れんこん栽培は”足場の不安定なぬかるんだ場所で泥んこになりながらの体力的にきつい作業“というイメージのあった私が、まず果菜さんへ質問したことは「なぜれんこんを選んだのか」ということ。その問いに対して果菜さんは、就農の経緯を含めて答えてくれました。

 新潟県農業大学校を卒業後、民間企業に就職。結婚・出産を経ていくなかで農大同期生の活躍を見聞きし、「自分もいつかは農業をしたい」と農業への想いを温めていたそうです。

 自家は稲作専業農家で、近隣の農業法人に勤務していた夫の哲也さんから「新規で品目を導入するなら冬場に収入を得られる品目がいいのでは」と助言を受け、地元特産である大口れんこんに着目したところ、折しも産地が研修生を募集していることを知り、関係機関に相談。2日間4件のマッチング(体験就業)を経て、平成31年かられんこん農家になるため2年間の研修に臨みました。研修期間中、大口れんこん生産組合をはじめ、関係機関から独立に向けたバックアップを受け、令和3年3月に85アールで独立。翌年に哲也さんが参画し現在の栽培面積は計画を上回る190アールに拡大、作業を分担しつつ、研修会には揃って参加し技術の向上に努め、組合内でも少数の促成栽培に取り組み経営の安定化を図っています。

 話を伺っていて、果菜さんは自然体でしなやかな方との印象を受けました。だからこそ、きつい仕事もあまり大変と思わずにやってこられたのではと感じました。

 生産者が高齢化し産地が縮小していくのでは?との危機感から産地の維持に貢献していきたいと、ふたりから力強いメッセージをいただきました。

 果菜さんが発信するインスタグラムもとても素敵ですので、ぜひご覧ください。
Instagram:@asayake_shima_shima<外部リンク>
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情報提供:長岡農業普及指導センター(2025年9月)

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