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【見つけた!農業びと】松之山を元気にしたい! 平本 大輔さん(十日町市)
松之山を元気にしたい! 平本 大輔さん(十日町市)
十日町市松之山(まつのやま)地区で稲作経営を開始した、平本 大輔(ひらもと だいすけ)さんを紹介します。
平本 大輔さん
平本さんは神奈川県出身で、令和3年に十日町市地域おこし協力隊に採用されたことをきっかけに、松之山に移住しました。
平本さんは、もともと農業や田舎暮らしに興味があったことから、妻の祖父の家がある十日町市のおためし協力隊に応募し、3日間、十日町での生活を体験しました。この時、地域の豊かな自然や地域の人柄の良さに感銘を受けたと同時に、担い手不足に悩んでいることを知り、地域おこし協力隊への応募と移住を決意しました。移住当初は、地域住民同士の付き合いの濃さや雪の多さ等、都会と田舎の暮らしの違いに驚いたそうです。
地域おこし協力隊の3年間は、協力隊業務の空き時間に稲作を教わって技術を身につけるとともに、地域と深く繋がりを持つことで着実に準備を進め、任期終了後の令和6年に就農しました。
就農した感想を聞いたところ、「1年目は、とにかく農作業をこなすのに精一杯で、予期せぬこともたくさん起こり大変だった。毎年少しずつ改善しながら、農業で楽しく暮らしていきたい。また、自分に続く移住者を確保していきたい。」と話してくれました。また、若手農業者同士の稲作勉強会に参加したり、地域の農業者へ質問したりと積極的に情報収集も行っています。
若手農業者同士の稲作勉強会にて
地域農業者と交流する様子
中山間地農業の担い手が減少する中、平本さんは地域にとって頼もしい存在として期待されています。
情報提供:十日町農業普及指導センター(2025年4月)
▼地域おこし協力隊について
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期はおおむね1年から3年です。