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【見つけた!農業びと】就職先として選ばれる経営を目指して 萩野 裕さん(長岡市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:6888456 更新日:2025年1月21日更新

就職先として選ばれる経営を目指して 萩野 裕さん(長岡市)

 長岡市でれんこん栽培に取り組んでいる萩野 裕(はぎの ゆたか)さんを紹介します。

 

画像①_萩野 裕さん
​萩野 裕さん

 萩野さんは、平成23年の東日本大震災をきっかけに、食に対する価値観が大きく変わり、「周りの人に安心できる食材を自ら生産し提供したい」と考えるようになりました。その後、様々な仕事を経験しながら就農を考えていました。

 萩野さんのご実家は、兼業農家で稲作をしていました。「いつか自分が土地を守って行かなければ」という思いはありましたが、親のように兼業として農業を継承し維持していく事は、今の時代には合わないと考えていました。

 様々な農作物を模索していくなかで、大ロ(おおくち)れんこんの話を聞き、初期投資の少なさや需要の高さなどから「他にはないビジネスチャンスがある」と感じた萩野さんは、平成30年から大口れんこん生産組合(以下、組合)で2年間研修を受けた後、組合員や研修先指導者から独立への支援を受け、令和3年に独立就農しました。

 

画像②_れんこんほ場の除草作業を行う萩野さん
​れんこんほ場の除草作業を行う萩野さん

 

 萩野さんは、組合での活動も活発に行っています。令和6年11月には、新潟県外の量販店にて、他組合員とともに試食販売を含む販売促進活動を行いました。他のれんこんとの違いやおいしい食べ方などを説明し、消費者の方々に大口れんこんの美味しさを伝えました。

 

画像③_県外量販店にて販売促進活動を行う萩野さん(左)
​県外量販店にて販売促進活動を行う萩野さん(左)

 

 今後は、「若い人の就職先として選ばれるような会社にしていきたい」と語る萩野さん。現在のご自身とパートさんの経営から従業員を雇えるような経営にし、「周りから憧れられるような、カッコいいと思われる会社にしたい」とも話していました。

 組合員数が減少するなか、他組合員や関係機関等との情報交換を積極的に行い、技術向上や大口れんこんのPRに励む萩野さんの今後の活躍が期待されます。​

 


​情報提供:長岡農業普及指導センター(2025年1月)

 

 

 

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