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【見つけた!農業びと】新しいものにどんどん挑戦し、周りからカッコいいと思ってもらえるような農家に 小越 智央さん(燕市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0607887 更新日:2023年11月14日更新

新しいものにどんどん挑戦し、周りからカッコいいと思ってもらえるような農家に ~小越 智央さん(燕市)~

 小越 智央(おこし ともひろ)さんは、燕市の法人、「株式会社アグリシップ」で働く若い農業者です。

 

小越 智央さん
小越 智央さん

 

 もともと農家出身ではない小越さんは高校生の時、水稲の特別講師で来られていた、現アグリシップ代表で当時は個人事業主として農業を営んでいた佐藤 広幸さんに出会いました。佐藤さんに「将来は農業がしたい」と話したところ、「うちに来るか?」と声をかけられました。小越さんはその後、新潟県農業大学校に進学。佐藤さんからは「卒業までに会社を立ち上げて、受け入れられる体制をつくっておくから」と約束を貰いました。

 そして、佐藤さんによって設立された株式会社アグリシップに、卒業後入社しました。「入社してからは楽しくやらせてもらっている。入ってよかった」と話しています。

 株式会社アグリシップは、水稲30ha、果樹50a、野菜30aを作付し、農繁期以外は佐藤さんと小越さんの基本2人で作業しています。

 休む時は休んで、やるときはやる、メリハリをつけて仕事ができるよう、なるべく新しい技術や機械を取り入れるようにしているとのことです。ドローンの活用には6年前から取り組み、最初は水稲の防除だけでしたが、現在では水稲直播や果樹の受粉作業等にもドローンを活用し、受粉作業は農業大学校にも話を持ち掛け、毎年試験させてもらっているとのこと。気になる機械があれば実演してもらうようにしているだけでなく、無ければ自分たちで作ったりもしながら、改良することにも力を入れています。

 

ドローンの操縦をする小越さん
​ドローンの操縦をする小越さん

 

 小越さんは地域の4Hクラブ「どろんこ塾」にも所属し、月1回の定例会での情報交換、プロジェクト活動、地域イベントへの参加など、精力的に活動しています。

 

4HC「どろんこ塾」の活動(10月29日地域イベント「ツバメルシェ」)
​4Hクラブ「どろんこ塾」の活動(10月29日地域イベント「ツバメルシェ」)

 

 小越さんは令和3年度、「梨の溶液受粉による超省力化計画」についてプロジェクト発表をし、北陸ブロックで優秀賞を受賞、全国大会にも出場しました。

 今回話を聞きに行った中で、小越さんは「周りからカッコいいと思ってもらえるような農家になりたいし、農業の楽しさを広く知ってもらいたい」と目標を語ってくれました。

 

情報提供:三条農業普及指導センター(2023年11月)

 

▼4Hクラブとは
   若い農業者が中心となり、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するための
   プロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている組織です。
   4Hとは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、
   誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つ
   の信条の頭文字を総称したものです。(農林水産省ホームページより一部抜粋)​

 

 

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