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【見つけた!農業びと】力を合わせてユリ切り花農家として成長しています 五十嵐 優さん、舞さん夫妻(魚沼市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0607885 更新日:2023年9月19日更新

力を合わせてユリ切り花農家として成長しています​
~五十嵐 優さん、舞さん夫妻(魚沼市)~

 魚沼市堀之内地区で五十嵐 優さん、舞さん夫妻が、新規就農者としてユリ切り花栽培に取り組んでいます。

 

五十嵐 優さん(左)、舞さん(右)
五十嵐 優さん(左)、舞さん(右)

 

 魚沼市は全国有数のユリ切り花産地ですが、高齢化や担い手不足により、生産者数は減少を続けています。

 他地区で小さいころから祖父母の農業の手伝いをし、いつかは農業で自立したいと考えていた優さんは、昨年までユリ農家の従業員として働いていました。独立はもう少し先と考えていましたが、当時の勤め先の農家から「切り花生産を辞める人の農地や機械・設備を引き継いで経営開始してはどうか」と勧められました。ユリ産地の新たな担い手を望む声に背中を押されて独立を決意し、賛同した妻の舞さんも一緒に準備を始め、今年に入って80aに約8万球のユリ球根を植え付けて2人の共同経営を開始しました。

 

切花の結束、箱詰め作業の様子
切花の結束、箱詰め作業の様子

 

 勤務先で経験を積んできたものの、いざ自分達だけで栽培を始める時には、何から始めたらよいか分からず途方に暮れたこともあったそうです。しかし、久しぶりの新規就農者に対し、堀之内地区のユリ生産者みんなが応援しています。夫妻の栽培ほ場には絶えず先輩生産者が声をかけに来ます。また、隣接ほ場のベテラン生産者を師匠として、細かく相談しながら栽培に取り組むことができました。

 今年は予想外の高温・少雨のため、水管理をはじめ、大変な苦労の連続です。品質を落とさないよう一つ一つ丁寧に、また、早め早めに作業することを心がけたそうです。

 

蕾の輪数を確認し、不要な蕾を摘み取ります
蕾の輪数を確認し、不要な蕾を摘み取ります

 

 時には家族が作業を手伝ってくれます。その甲斐あって、球根植え付け作業は計画どおり進めることができ、切り花は無駄なく収穫できています。

 気の抜けない毎日ですが、経営目標の「夫婦が協力し合う」「品質の良い品物を作るために努力する」のとおり、話し合い、力を合わせてユリ切り花農家として成長しています。

 

情報提供:魚沼農業普及指導センター(2023年9月)

 

 

 

 

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