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【見つけた!農業びと】中山間地域の暮らしと農業を継承! 五十嵐 力さん(阿賀町)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0542042 更新日:2022年12月8日更新

中山間地域の暮らしと農業を継承!
~五十嵐 力さん(阿賀町)~

 阿賀町(あがまち)平堀(ひらぼり)地区で稲作経営を開始した五十嵐 力(いからし ちから)さんを紹介します。

五十嵐 力さんの写真
五十嵐 力さん

 五十嵐さんは新発田市出身で、平成28年に地域おこし協力隊に応募したことをきっかけに、阿賀町に移り住みました。その後、農業支援活動に携わるなかで地元農業者の励ましや町職員の熱心な勧めもあり、令和元年に新規就農を実現させました。

 五十嵐さんの実家はもともと農家で、将来は農業をやりたいと漠然と考えてはいましたが、高校卒業後は東京で設計の仕事に就いていました。しかし、東京での会社勤務が長くなるなかで、再び地域に根ざした暮らしや農業への思いが強くなったそうです。
 新潟に戻ると趣味のトライアスロンを通じて知り合った友人の農家からの誘いで農作業のアルバイトを始めました。農業に関わる機会が増えるたびにその思いが膨らみ、就農を決意することになりました。

 就農当初は技術も装備も十分ではないため、大規模農家や農業法人で働きながら技術を身につけ、資金を準備し、地域との関係づくりに努めてきました。師匠ともいえる農業者にも巡り会い、稲作や経営にとどまらず地域との関わりなども相談できることはとても貴重だと語ってくれました。最近では農地の斡旋も受けられるようになり、今年は2.8haの水田を借り受けて稲作を行っています。

コシヒカリを収穫する様子
作業技術を学ぶ様子
コンバインを操作する様子

 就農しての感想は「中山間地農業の大変さは想像以上で、特に獣害には苦労させられます。それでもこの自然に囲まれた地域の暮らしと農業は大変魅力的で、将来的には農地の継承や規模拡大をしていきたいです。」と話してくれました。

 中山間地農業の担い手が減少する中、地域の労力不足は深刻な状況であり、五十嵐さんは地域にとっても頼もしい存在として期待されています。

 

情報提供:新潟農業普及指導センター(2022年12月)

 

 

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