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フロンの適正な管理を行いましょう
オゾン層保護と地球温暖化防止のためのフロン排出抑制
フロン類はオゾン層を破壊する原因物質であると同時に、二酸化炭素の数百倍から1万倍程度の温室効果を持つ強力な温室効果ガスでもあります。
オゾン層の保護はもちろんのこと、地球温暖化防止のためにも、いま使われているフロンを大気中に放出しないよう、フロン類の管理の適正化や排出の抑制を進めることが大切です。
新潟県のフロンの適正管理の推進
フロン排出抑制法
令和2年4月1日に改正フロン排出抑制法が施行されました。改正法では、機器廃棄時のフロン類の回収率向上のため、機器ユーザーの回収義務違反に係る直接罰の導入、建物解体時の取組の強化、フロン回収が確認できない機器の引取の禁止など、フロン類の回収が確実に行われるための仕組みが導入されています。
新潟県フロン回収事業協会
県内のフロン類の回収・破壊を徹底するため平成19年度、主に県内のフロン回収事業者を会員とする「一般社団法人新潟県フロン回収事業協会」が設立されました。
フロン回収の徹底を促進するため、フロン類の確実な回収・破壊の仕組みづくりについて関係業界・団体と連携して取り組んでいます。
新潟県フロン回収事業協会<外部リンク><外部リンク>
新潟県のフロン類回収量の推移
平成17年度以降、フロン類充塡回収業者から報告のあった回収量実績は次のとおりとなっています。
なお、19年度以降の回収量については、法改正により、整備(メンテナンス)分も含まれています。
フロン使用機器の廃棄・メンテナンスの際には
- 使用済みの冷蔵庫、ルームエアコンについては、2001年4月からの家電リサイクル法の施行により、それを購入した家電販売店に引き渡すと、家電メーカーによりフロンの回収が行われています。
- ビル空調設備や業務用冷凍機器は、2015年4月からのフロン排出抑制法の施行に伴い、県知事の登録を受けた第一種フロン類充塡回収業者により、フロンの充塡・回収が行われています。
- また、機器等のリサイクルやメンテナンスを行う際にフロン類の充塡・回収が伴う場合は、フロン排出抑制法に基づき第一種フロン類充塡回収業者にフロン類の充塡・回収を委託する必要があります。
- カーエアコンについては、2005年1月からの自動車リサイクル法の施行に伴い、使用済み自動車は、自動車販売店や整備事業者等へ引き渡すことにより、フロンの回収が行われています。
冷凍設備から回収された冷媒を取り扱うときの注意のお願い(経済産業省ウェブサイト)<外部リンク>