ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > しごと・産業 > 農林水産業 > 世界錦鯉サミット > 世界錦鯉サミットを開催しました

本文

世界錦鯉サミットを開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0541686 更新日:2022年12月13日更新
サミットバナー

令和4年11月6日、「錦鯉発祥の地」新潟県において、「世界錦鯉サミット」を初めて開催しました。

21か国の駐日大使等からなる外交団や、錦鯉業界の方々からご参加いただき、錦鯉の誕生の歴史や魅力、世界的な錦鯉文化の広がりや今後の可能性について共有しました。
また、「錦鯉の振興に関する新潟宣言」の採択により、本県が錦鯉発祥の地であることや、サミット参加国が協力して錦鯉の振興と経済・文化交流に取り組んでいくことを世界に発信することができました。

開催結果

概要

【日時】令和4年11月6日(日曜日)10時~15時30分
【会場】朱鷺メッセ 国際会議場
【参加者】
各国駐日大使等、各国錦鯉業界代表、関係国会議員、関連学会等 約150名
【参加国】(アルファベット順)
アルゼンチン、オーストリア、ブラジル、中国、エジプト、ドイツ、ギリシャ、インド、インドネシア、イタリア、マレーシア、メキシコ、モロッコ、オランダ、サンマリノ、シンガポール、スペイン、タイ、トルコ、英国、ベトナム

プログラム

【第1部】

1.開会式
 主催者挨拶
 ・世界錦鯉サミット実行委員会 会長 花角 英世(新潟県知事)
 来賓挨拶
 ・農林水産大臣 野村 哲郎 様(水産庁長官 神谷 崇 様 代読)
 ・錦鯉文化産業振興議員連盟 会長 浜田 靖一 様(ビデオメッセージ)
 ・錦鯉文化産業振興議員連盟 幹事長 平 将明 様
開会式
2.基調講演
「泳ぐ宝石『錦鯉』-その誕生の歴史と魅力について」
【講師】東京大学東洋文化研究所 教授 菅 豊 様

日本で誕生し、品種改良を繰り返すことで今日の芸術的価値の高い姿形になり、人々を魅了してきた錦鯉の歴史と魅力について、ご紹介いただきました。  
基調講演
3.パネルディスカッション
 「錦鯉を通じた経済・文化の交流について」

【モデレーター】
 内閣府 クールジャパン官民連携プラットフォーム ディレクター 渡邉 賢一 様
【パネリスト】
 錦鯉文化産業振興議員連盟 幹事長 衆議院議員 平 将明 様
 フラー株式会社 代表取締役会長 渋谷 修太 様
 一般社団法人全日本錦鯉振興会 理事長 平澤 久司 様

世界中で芸術的価値が認められている「泳ぐ宝石」であり、寄贈などにより国際交流の起点として活躍する「平和の象徴」でもある錦鯉が、今後の経済交流や文化交流の促進の起爆剤となる可能性について、デジタル・輸出・ツーリズム・クールジャパンの文脈で議論いただきました。
パネルディスカッション
4.サミット宣言
【宣言者】世界錦鯉サミット実行委員会 会長 花角 英世(新潟県知事)

世界錦鯉サミット実行委員会を構成する新潟県(花角英世新潟県知事)、長岡市(磯田達伸長岡市長)、小千谷市(大塚昇一小千谷市長(当時))、一般社団法人全日本錦鯉振興会(平澤久司理事長)が登壇し、「錦鯉の振興に関する新潟宣言」を発表しました。
サミット宣言

【第2部】

1.各国における錦鯉事情について
【発表国及び発表者】
 アメリカ:アンディー・ムー様 Andrew's Koi International
 オランダ:ロバート・ヤン・ヴァン・デン・エンデン様 Ornafish CEO
 インドネシア:スギヤート・ブディオノ様 APKI(インドネシア錦鯉愛好家協会)事務局長
 タイ:バヴォルサク・スパトン様 Koimart Farm Thailand CEO
 イギリス:アンドリュー・ジョン・チャッテン様 SELECTIVE KOI SALES CEO

各国における錦鯉愛好や流通等の状況について報告いただき、世界の錦鯉文化の広がりと成長産業化の可能性を共有しました。
セッション1
2.品種の基準と錦鯉証明システムについて
【座長】新潟県内水面水産試験場長 樋口 正仁
【発表者】一般社団法人全日本錦鯉振興会 副理事長 吉田 俊一 様

世界中で流通する錦鯉の品質の平準化や適正な流通を図るため、品種名と定義の国際基準化について提案されました。
・主要21品種の日本農林規格(JAS)取得と、その他品種の定義化に向けた取組
・不正な生産証明の排除や販売された錦鯉のデータベース化を図るための錦鯉証明システム開発の取組
セッション2
3.品評会・審査員基準とオンライン品評会システムについて
【座長】新潟県農林水産部水産課 課長 米山 洋一
【発表者】
一般社団法人全日本錦鯉振興会 新潟地区長 伊佐光徳 様
三信トレーディング株式会社 代表取締役 範 軍 様

日本の品評会の実施基準や審査基準を紹介いただくとともに、錦鯉の評価方法の国際基準を提案されました。
また、AI判定を活用したオンライン品評会システムを参加者に体験いただきました。 
セッション3
4.クロージングリマーク
 総括
 ・新潟県農林水産部 水産課 課長 米山 洋一
 閉会挨拶
 ・世界錦鯉サミット実行委員会 委員 平澤 久司(一般社団法人全日本錦鯉振興会理事長)
クロージングリマーク

記念撮影

世界錦鯉サミットには、21か国の駐日大使館から、大使、公使をはじめ、36名の方々にご参加いただきました。
第1部終了後に記念撮影を行いました。
記念撮影

会場の様子

世界錦鯉サミットの会場には、様々な展示を行い、来場者を歓迎しました。
サミットの開催に先立ち、令和4年10月25日、国会議事堂衆議院の中庭において、一般社団法人全日本錦鯉振興会が寄贈した錦鯉の放流式が行われ、あわせて、日本観賞魚振興事業協同組合から「国魚錦鯉」の認定書が贈呈されました。
サミット会場では、「国魚錦鯉」の認定書と、放流式の様子を紹介するパネルを展示しました。
国魚認定
世界錦鯉サミット実行委員会の構成団体である、新潟県、長岡市、小千谷市、一般社団法人全日本錦鯉振興会の展示ブースを設置しました。
各ブースには錦鯉の水槽を展示し、多くの来場者にご覧いただきました。
PRブース
世界錦鯉サミットの開催機運を盛り上げるため「錦鯉サミットサポーター」を募集し、多くのご参加をいただきました。
会場ではその中から2つの作品を展示しました。

・特大錦鯉コラボアート(協力:下田彩水様、学校法人二葉幼稚園様)
・世界錦鯉サミット飴細工(協力:にいがた製菓・調理専門学校えぷろん様)
サポーター作品

関連行事について

駐日外交団による地方視察ツアー

世界錦鯉サミットにあわせて、サミット参加国を対象とした「駐日外交団による地方視察ツアー」を実施しました。(主催:新潟県・長岡市・小千谷市・外務省)
「錦鯉発祥の地」である長岡市及び小千谷市の錦鯉関連施設や、新潟県錦鯉品評会、クールジャパンEXPO in NIIGATAなどの視察を通して、錦鯉の魅力や歴史への理解を深めていただくとともに、花火や食文化など新潟の多様な魅力を体感していただきました。
ツアーの様子

クールジャパンEXPO in NIIGATA

令和4年11月5日(土曜日)、6日(日曜日)の2日間、朱鷺メッセ(展示ホール)において、クールジャパンEXPO in NIIGATAが、初めて開催されました。(主催:クールジャパンEXPO in NIIGATA実行委員会〔会長:フラー株式会社 渋谷修太代表取締役会長〕)
錦鯉をはじめ、食、日本酒、花火、伝統工芸、漫画・アニメ、エンタメなど、新潟が誇るクールジャパンコンテンツが、ジャンルを問わず集結し、来場者は2日間で1万6千人以上となりました。

世界錦鯉サミット実行委員会では、会場内に錦鯉の大水槽を8台設置し、様々な品種の美しい錦鯉を来場者にご覧いただきました。また、世界錦鯉サミット参加国を紹介するブースを設置し、各国との交流を深めました。

11月6日には駐日外交団が会場内を視察しました。本県が誇る県産品や文化などを実際に見て、触れてもらい、品質や付加価値の高さなどを感じていただくことができました。
ツアーの様子

農林水産祭参加 第62回新潟県錦鯉品評会

県内の錦鯉生産者が丹精込めて育て上げた選りすぐりの逸品を一堂に集めた「農林水産祭参加第62回新潟県錦鯉品評会」(主催:新潟県・一般社団法人新潟県錦鯉協議会)が開催されました。
11月5日(土曜日)には、駐日外交団にも視察いただき、新潟県の鑑賞魚である彩り豊かな錦鯉の数々を御覧いただきました。
品評会

サミットバナー
<外部リンク> 県公式SNS一覧へ