にいがたAFFリーディングプラン（新潟県農林水産業施策推進計画）

1　改定に当たって

　「にいがたAFFリーディングプラン※」（新潟県農林水産業施策推進計画）が、令和3年度末をもって計画期間の終期を迎えることから、本県の最上位計画「新潟県総合計画～住んでよし、訪れてよしの新潟県～」（以下、総合計画）の中間評価及び見直しと合わせ、改定を行いました。

　改定に当たっては、これまでの取組や指標（目標）達成状況等だけでなく、社会情勢や農林水産業を取り巻く環境が大きく変化している点を反映させています。

【主な環境変化等の視点】

 (1)　ＳＤＧｓや脱炭素、農林水産省が打ち出した「みどりの食料システム戦略」など持続型社会の実現

 (2)　スマート農業技術を始めとした、農林水産業及び関連産業のＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）

 (3)　新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、消費動向の変化や生活スタイルの変化（分散型社会）

※新潟県農林水産業（Agriculture,forestry,and fisheries⇒AFF）施策推進計画（leading plan：主要な計画）の呼称

2　位置づけと計画期間

　総合計画で示している農林水産業の政策展開の基本方向である「付加価値の高い持続可能な農林水産業の実現」に向け、政策の方向をより具体化した計画として位置づけます。

  また、計画期間は、総合計画の期間にあわせ、令和6年度までとします。

3　取組推進の柱立て

　本計画では、以下の5つの大きな柱立てにより取組を推進することとします。

1. 担い手が将来展望を持って経営できる農業の展開
   　本県農業の発展に向け、規模拡大や生産コストの低減、多角化・複合化等による経営基盤の強化と、県産農林水産物のブランド力の向上を進めます。
2. 中山間地域農業の維持と農山漁村の多面的機能の発揮
   　農山漁村の維持に向け、多様な担い手の確保や、豊かな地域資源を活かした所得確保の取組を進めるとともに、地域環境の保全管理活動を推進します。
3. 森林資源の利用促進による林業の振興
   　生産者の所得向上に向け、素材生産の拡大による森林資源の循環利用を進めるとともに、きのこの市場競争力強化を推進します。
4. 水産業の振興と資源の適切・有効活用
   　水産業の発展に向け、収益性の高い漁業への転換と漁業者の世代交代を促進するとともに、水産資源の計画的な利用を促す環境整備に取り組みます。
5. 農林水産業を担う人材の確保・育成
   　魅力を感じて就農・就業を目指すものを増やし、産業として必要な人材を継続的に確保するため、教育環境や就業環境の向上、優れた経営者の育成を進めます。

4　計画のご紹介

　以下からダウンロードできます。

　一括ダウンロードはこちらからどうぞ。

　　　・にいがたAFFリーディングプラン（一括版）令和5年3月改定 [PDFファイル／10.72MB]

分割版ダウンロードはこちらからどうぞ。

　　　・表紙・目次（令和5年3月改定） [PDFファイル／98KB]

　　　・第1章　「にいがたAFFリーディングプラン」について [PDFファイル／159KB]

　　　・第2章　農林水産業・農山漁村を取り巻く情勢 [PDFファイル／318KB]

　　　・第3章　施策体系、指標一覧等（令和5年3月改定） [PDFファイル／481KB]

　　　・第3章　推進計画　柱1　担い手が将来展望を持って経営できる農業の展開（令和5年3月改定） [PDFファイル／3.14MB]

　　　・第3章　推進計画　柱2　中山間地域農業の維持と農山漁村の多面的機能の発揮 [PDFファイル／1.99MB]

　　　・第3章　推進計画　柱3　森林資源の利用促進による林業の振興 [PDFファイル／280KB]

　　　・第3章　推進計画　柱4　水産業の振興と資源の適切・有効活用 [PDFファイル／197KB]

　　　・第3章　推進計画　柱5　農林水産業を担う人材の確保・育成 [PDFファイル／2.72MB]

　　　・第4章　県民理解の促進と研究開発の推進 [PDFファイル／1.21MB]

　　　・参考資料 [PDFファイル／166KB]

※新潟県環境負荷低減事業活動の促進に関する基本的な計画（みどりの食料システム法における新潟県基本計画）の策定に伴い、指標として「特別栽培農産物等生産面積」と「温室効果ガス削減生産方式取組面積」の目標値を新たに設定し、令和5年3月に改定しました。

　改定に係る詳細は、以下をご覧ください。

　令和4年度第2回農林水産審議会

【参考】

　みどりの食料システム法に関する事項について

「新潟県総合計画」のページ