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園芸経営科 果樹専攻2学年及び1学年が、「日本ナシ ジョイント仕立て」の苗木の定植を行いました。ジョイント仕立てとは、複数樹の主枝部を接ぎ木して直線状に仕立てることで、早期に果実を着け栽培管理が直線的にできるなどメリットのある仕立て方法です。
この苗木は、新潟県育成の新品種「新碧(しんみどり)」の苗で、株間1.5mの間隔を確認しながら定植を行いました。 定植時期が少し遅れたため、発芽している芽を傷つけないよう細心の注意を払いしました。「新碧」は、果面が美しい青ナシで果実も600gと大果で酸味が少なく、甘みを強く感じ、食味評価の高い品種です。
ナシは、自らの花粉でほとんど受粉をしない他家受粉であるため、他の品種の花粉を人の手で受粉する必要があります。「新碧」は自家受粉できるため、人工受粉の作業が不要なことから、学生たちにはこの品種の栽培管理や販売に大いに期待を寄せています。
今回の作業は学生たちにとって初めての経験で、一つ一つの作業を丁寧に確認しながら取り組みました。この経験が将来の生産現場で役に立つことを願っています。
【写真1】苗木の植穴を掘っています
【写真2】植える株間の位置を確認しながら定植
【写真3】ジョイントの完成です。傷口は保護剤を塗布します。