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日本ナシは、ほとんどの品種が自分の花粉では結実ができないため、他の品種の花粉を人工受粉する必要があります。日本ナシでは、果実を安定して生産するためにはとても大切な作業になります。
1学年の「園芸基礎実習」では、果樹専攻生以外の学生を交えて受粉のための花採り作業を行いました。2学年の「経営実践・課題解決学習Ⅱ」では、果樹専攻生が1年前に採取し冷凍庫で貯蔵していた貯蔵花粉の発芽率を調査し、今年使用しても問題ないか確認していました。
人工受粉作業は、果樹専攻の1・2学年で確実に果実が着くように丁寧に作業を行いました。今後、天候に左右される人工受粉作業なので、天気予想等を確認しながら計画的に作業を進めたいと考えています。学生は、生産現場同様の作業にニコニコ笑いながらも真剣に頑張っています。
【写真1】受粉に使用する花粉採取のための花採り作業
【写真2】採取した花を機械に入れて花の中から葯と取り出し、さらに篩にかけ葯のみを採取する
【写真3】1年前の貯蔵花粉が使えるか花粉発芽率を調査する
【写真4】新高ナシの人工受粉作業、果実が確実に着くように丁寧に作業を行う