園芸生産の現状や園芸農家の経営戦略、栽培技術、生産物の販売、試験研究の取り組みについて理解を深めるため、2日間にわたり校外研修を実施しました。
【1日目】
- JAえちご中越 大島集荷場(三条市)
県内でもトップクラスの果樹出荷・販売量を誇る施設を視察しました。訪問時には「幸水なし」の選果・選別作業が行われており、果実が自動で大きさや糖度を識別して選別される様子を見学しました。
- 魚沼花き園芸生産組合(魚沼市)
現地ほ場にて、花きの生産概要とユリ切花の栽培について学びました。地域の気候や土壌を活かした栽培技術等の説明を受けました。

- 八色しいたけ事業協同組合(南魚沼市)
「八色しいたけ」の効率的な生産体制やブランド化の取り組みについて説明を受けました。菌床の製造・培養から選別・包装・出荷までの工程を見学しました。

【2日目】
- 中山間地域農業研究センター(津南町)
試験研究の概要を学び、施設およびほ場を見学しました。地域特性を活かした研究内容の説明を受けました。

- JA十日町 野菜集出荷場(十日町市)
十日町地域におけるねぎ生産の概要や、共同選果場の設置について説明を受けました。ねぎの自動調整機などの設備も見学しました。

- ねぎ生産現場(十日町市)
就農10年目の若手生産者から経営概要の説明を受け、ほ場を見学しました。若手農業者の取り組みや課題への対応について学ぶ貴重な機会となりました。

学生たちは、2日間の研修を通じて多様な園芸品目の生産現場を視察し、集出荷・選果選別・販売までの流れを実体験として理解を深めることができました。今後、大学校での「経営実践・課題解決学習」などに活かされることが期待されます。