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畜産の世界では、子供が生まれなければ生産は成り立ちません。
乳牛では大切な牛乳が、肉牛では肥育するための素牛が得られないからです。
この重要な役割を担うため、農業大学校の2学年生たちは、約3週間にわたる家畜人工授精師免許(牛)の取得講習に挑みました。
これまでは、先生方が行う人工授精を見学するだけでしたが、今回は自らの手で牛の直腸から子宮を感じ、精子注入器を子宮頚管を通す実習に懸命に取り組みました。
連日の猛暑のなか、体力的に厳しい日々でしたが、学生たちは互いに励まし合い最後まで全力を尽くして最後の試験を終えることができました。
結果発表の9月末まで、今は待つだけです。
やり切ったという確かな手応えを感じている学生たちの頑張りが実を結び、全員合格してくれることを心から願っています。
直腸から子宮の状態をみています
女子学生も頑張っています
人工授精の準備。液体窒素から精液ストローを取り出します