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【見つけた!農業びと】消費者に美味しい農産物を届けたい 新保 秀満さん(聖籠町)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0569437 更新日:2023年4月28日更新

消費者に美味しい農産物を届けたい
~新保 秀満さん(聖籠町)~

 聖籠町(せいろうまち)蓮野(はすの)地域で水稲と野菜の複合経営に取り組んでいる新保 秀満(しんぼ ひでみつ)さんを紹介します。新保さんは平成29年4月に自家就農し、もうすぐ7年目になります。

新保秀満さんの写真
新保 秀満さん

 幼少期から農作業の手伝いをしていましたが、農業はキツい・農家にはならないと考えていたそうです。その後は高校の普通科に進学しましたが進路に思い悩み、両親の勧めで大規模農業法人や個人農家で2年間水稲やいちご栽培を研修しました。研修先で改めて農業にふれ、その面白さに気づき就農を決意したそうです。

 「より良いものを作るために、さまざまな資材や技術を試して自分なりの栽培方法を見つける」試行錯誤が、難しくもありつつ面白くて、とてもやりがいのある仕事だと語ってくれました。

 現在、水稲5.4haを主にお祖父さんが、ハウスいちご10aと、ねぎ30aを秀満さんが担当しています。いちごは「越後姫(えちごひめ)」を栽培しており、大粒で甘いいちごを丹精込めて育て、直売所等で販売しています。

いちご(越後姫)の収穫作業の様子
いちご(越後姫)の収穫作業

 また、就農後は新発田農業普及指導センター職員の勧めで、新発田地域の4Hクラブ「A2ネットワーク(Agriculture Amusement Network)」の活動に参加し、にぎやかで楽しそうに活動している様子に魅力を感じ、平成29年に入会しました。
 近年は、新型コロナウイルス感染症の流行により、思うように活動ができませんでしたが、また視察研修や消費者交流イベント等を行いたいと意気込んでいます。

A2ネットワークの焼き芋販売に向けたサツマイモ掘り(一番左が新保さん)の写真
A2ネットワークの焼き芋販売に向けたサツマイモ掘り(一番左が新保さん)

 現在は、新潟県農業改良クラブ連盟の役員も務めており、農業に限らずさまざまな知識や経験を積んでいます。「自分の畑にこもっていたら分からなかった学びが多い」と語ってくれました。

 秀満さんの作る「越後姫」には、固定客が徐々に付いてきているそうです。良いもの、美味しいものをより多くの消費者に届けたいという思いを胸に、日々挑戦しています。秀満さんの今後の活動に目が離せません。

 

情報提供:新発田農業普及指導センター(2023年4月)

 

▼4Hクラブ(農業青年クラブ)とは

若い農業者が中心となり、農業経営をしていくうえでの身近な課題の解決方法を検討したり、より良い技術を検討するためのプロジェクト活動を中心に、消費者や他クラブとの交流、地域ボランティア活動を行っている組織です。
4Hとは、農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨き、科学的に物を考えることのできる頭(Head)の訓練をし、誠実で友情に富む心(Heart)を培い、楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進するという、同クラブの4つの信条の頭文字を総称したものです。
(農林水産省ホームページより一部抜粋)

 

 

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