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農業びと(令和4年4月号):魅力あるぶどう産地を目指して 蓑輪 若奈 さん(上越市)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494050 更新日:2022年4月22日更新

魅力あるぶどう産地を目指して
~蓑輪 若奈さん(上越市三和区)~

 上越市三和区北代(旧 三和村)でぶどう栽培と自家産のぶどうを使ったスイーツなどの製造・販売をするカフェで働く、蓑輪 若奈(みのわ わかな)さんは、令和元年に勤めていた会社を退職し、実家の「Amaya farm」に就農しました。

 お母さんが、高齢の祖父母から経営を引き継いだ際に、「ぶどう園で一緒に仕事をしないか」と蓑輪さんを誘ったことをきっかけに、幼い頃から祖父母の手伝いでぶどう栽培にかかわってきたことを思い出し、就農を決意したそうです。

機械に乗る蓑輪若奈さん
防除機や乗用除草機の操縦も慣れてきました

 北代ぶどう園は50年以上の歴史のある観光ぶどう園ですが、高齢化によりぶどう園を営む方が減ってきています。蓑輪さんは就農して2年が経過し、農作業とカフェでの仕事をするなかで、自社の経営だけでなく北代ぶどう園という歴史ある産地をより良くするためにはどうすればよいか考えるようになってきたそうです。

 現在は、人気のシャインマスカットを拡大するとともに、さらに先を見据えた新品種の導入や、積雪が多い地域に合わせた栽培方法の導入などに取り組んでいます。また、ぶどうを使ったスイーツやドリンクなどを広く提供するため、カフェに加え移動販売車も活用し、多くの方々に美味しいぶどうを届けたいと考えているそうです。

ジュースやソースの写真
自社のぶどうを使ったジュースやソースを販売しています

 上越地域農業者グループ「ひかり」にも参加して積極的に交流を図っており、2月に開催された新潟県の「令和3年度青年農業者意見発表会」では農業への思いを発表し、最優秀賞を受賞されました。

 今後は、メディアやSNSを通して、全国や世界へ向けて、北代ぶどう園や、そこで栽培されたぶどうの美味しさ、地域の魅力を発信し、より多くの方々に知っていただけるような活動に取り組んでいきたいとのことです。

 Amaya farmのカフェ、「manmaru terrace」で蓑輪さんの思いを感じてみてください。

ぶどう園のぶどうと蓑輪さん
世界の北代ぶどう園を目指して

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