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農業びと(令和4年2月号):魅力ある農業の実現!保苅孝志さん

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0469855 更新日:2022年2月14日更新

魅力ある農業の実現!産地とともに経営発展していく
~保苅 孝志さん(新潟市西区)~

 新潟市西区(旧黒埼町)の保苅 孝志(ほかり たかし)さんは、平成19年3月に新潟県農業大学校を卒業し、農機具メーカーに就職しました。その後、「おいしいものは人を笑顔に出来るし、それを作る農家ってかっこいい。憧れるような魅力ある農業をしてみたい」と考え、勤めていた会社を退職し、平成29年に実家に就農しました。

えだまめ畑にいる保苅孝志さんの写真
えだまめ畑にいる保苅孝志さん

 就農後は、周囲の農家がブロッコリーを作付けしているなか、手間がかかっても単価の良いカリフラワーを作付けするなど、さまざまなことに挑戦してきました。

 令和2年度に新潟県版農業経営塾を受講し考えた「農業の魅力で関わる人を幸せにする」という経営理念のもと、就農5年目の令和3年に経営移譲をうけて保苅農園の代表となり、えだまめ4.5haを中心に水稲2ha、カリフラワー0.5ha、ねぎ0.3haなど多品目を生産し、百貨店やJAへの販売の他に菓子店への原料供給、ネット販売などの取組を行っています。

 また、西蒲4Hクラブ「なじら」に所属し、若い農業者といっしょに地域の販売イベントへの出店などのプロジェクト活動に積極的に参加し、クラブ活動を盛り上げています。

4Hクラブなじら定例会風景の写真
4Hクラブなじら定例会風景(左から2番目が保苅さん)

 黒埼地区黒鳥(くろとり)は、GI(Geographical Indication:地理的表示)も取得しているブランドえだまめ「くろさき茶豆」の産地ですが、保苅さんは高齢の離農者から農地の受け入れを頼まれる機会が増えてきていることに危機感を持っています。
 ブランドを維持するためにも、今後、法人化をすることで人を雇用し、周囲の農地を受け入れながら規模拡大していこうと考えています。

収穫後の喜びを味わう保苅さんの写真
収穫後の喜びを味わう保苅さん

 

 

▼地理的表示(GI:Geographical Indication)とは

農林水産物・食品等の名称であって、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結びついているということを特定できるものです。
(地理的表示産品情報発信サイトより抜粋)

▼地理的表示(GI)保護制度

地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品が多く存在しています。これらの産品の名称(地理的表示)を知的財産として登録し、保護する制度が「地理的表示保護制度」です。
(農林水産省ホームページより抜粋)

 

 

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