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株式会社ラバーソウル| Page 5
目次
- 出版・印刷のDXを支えるグローバル体制
- 上越をアジアと日本をつなぐ拠点に
- 校正などの専門分野で、海外拠点を支援
- 制作物が形になる喜び 仕事の役割を実感
- DTPの枠を超えた事業展開を目指して
DTPの枠を超えた事業展開を目指して
グローバルDTP事業の 新しい可能性に挑む
ラバーソウルの上越支店では、グローバルDTP事業の新たなステージに向けて、事業規模の拡大と機能の高度化を計画。現在のパートタイム中心の運営体制から、さらなる人材の充実を図り、海外拠点との連携を強化していく方針です。
支店における事業領域の拡大も視野に入れる一方で、人材面では、生産管理、原稿整理、データ整理など、海外拠点で効率よく生産し、品質を安定化させる。アナログ時代の経験者である、プレミアムな方々と一緒に仕事がしたい。派遣元として外国人も含めた人材育成を新規事業と捉え、ラバーソウルの事業に対応できる専門人材の採用も進めています。
「今までDTPに特化してきましたが、それだけでは今後の発展も望めません。ウェブや動画など、新しい分野も戦略として計画しています。」オペレーションは誰でも出来るが、クライアントが作りたい原稿を整理し、システム活用することでQCDは飛躍的に向上します。
DXが加速する中、クライアントのニーズの変化を先取りする形で、サービスの多様化を目指しています」と齊川さんは展望を語ります。
「印刷物や紙媒体は年々減少傾向にあると長年言われ続けていますが、完全になくなることはないでしょう。一方で、それを手がける企業は確実に減少していきます。その中で、私たちのような体制を持つ企業の役割は、むしろ重要性やニーズが増していくと考えています」と齊川さん。上越支社は、グローバルDTP事業の新たな可能性を切り開く重要拠点となりそうです。
締めくくりとして取材当日にご同席いただけなかった住友英二会長から、ラバーソウルの今後についてコメントをいただきました。
「上越市を起点としてアジア各拠点、そしてお客様と緊密に連携して業務を進めていくためには、AWS(アマゾンウェブサービス)に代表されるパブリッククラウドサービスの活用と、そこで使われる業務システムの構築運用にあると考えます。お客様の持つ情報システムとも連携いただけるような業務フローを実現するためには、それを支えるエンジニアリングが欠かせません。長年経験してきたDTP関連システムは当然として、今後ラバーソウルはパブリッククラウドサービス活用とシステム構築運用を支えるエンジニアを、上越市とアジア拠点で育成していきたいと考えています。そして将来的には、これらの成果をお客様にも直接利用いただけることを視野に入れております。また、ラバーソウルが乗り越えざるを得ない課題に多言語環境の克服があります。高生産性を実現するため、この課題においても生成AIなどのテクノロジーの利用を積極的に進めて参ります。このためのエンジニアリングを進めて、お客様の課題解決に邁進します」。
株式会社ラバーソウル<外部リンク>
住所
本社/東京都港区南青山2丁目7-5 南青山コンド203号
上越支店/新潟県上越市木田2丁目1番1号 上越セントラルビル8F
URL
https://www.rubbersoul.co.jp/