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株式会社ラバーソウル| Page 3
目次
- 出版・印刷のDXを支えるグローバル体制
- 上越をアジアと日本をつなぐ拠点に
- 校正などの専門分野で、海外拠点を支援
- 制作物が形になる喜び 仕事の役割を実感
- DTPの枠を超えた事業展開を目指して
校正などの専門分野で、海外拠点を支援
きめ細やかなサポートと 対応力で品質を確保
ラバーソウル上越支店における主な業務は、ベトナムやミャンマー各拠点の労務管理や業務管理、具体的に外国人では判別できない原稿の日本語入力や、修正の確認が中心です。
「クライアントからの指示が日本語になるため、海外の従業員にはどうしても言語の壁が発生してしまいます。その部分を日本側でカバーしなければなりません。住友会長が考える海外拠点への業務移管の理念は、QCD(品質[Quality]・コスト[Cost]・納期[Delivery])を高品位化していくことで顧客満足を実現することです。海外拠点とクライアントを結ぶ重要な橋渡し役として、上越支店の担う役割はますます重要になってきています」と齊川さん。
齊川さんご自身も地元の印刷会社やデザイン会社で25年以上の業界経験を持っていることから、上越支店で働く従業員への印刷知識、編集業務、スケジュール管理と校正の指導などにも関わっています。
「日本語の指示出しには細心の注意を払っています。漢字の『力』とカタカナの『カ』など、日本人なら前後の文脈で理解できますが、海外の方々にとっては単なる記号のような感覚です。そういった部分でのミスを減らすために、日本人スタッフの役割は重要になります」(齊川さん)。
また、上越支店では、パートタイム従業員を中心に、9時から18時の間で交代制を採用。働く時間帯を柔軟に設定することで、海外拠点との時差にも対応しています。
齊川さんは従業員の勤務シフトの管理から、海外拠点とのコミュニケーション調整まで、支社の運営全般を担当。また、総務を担当している竹田さんは、「進出して1年ですが、1年後には最低30人体制を構築するために、日々面接に追われています」と笑顔で話してくれました。
「印刷業としてやっていることは変わらないのですが、やり方が全然違いますし、扱っている仕事のレベルも違います。今までの自分のやってきた印刷の常識という概念が全部崩れたといっても過言ではありません(笑)。印刷業界の新しい働き方に、私自身も刺激を受けています」と齊川さんは上越支店の役割と意義を強調。また、「上越支店においては、徐々に業務の幅を広げていく段階。そのために、海外拠点から優秀なスタッフを上越に転勤させ、少子高齢化の日本で日本人と同等に仕事ができる外国人を育成する環境を作り、クライアントとの窓口業務も担っていける人材に育成していくことなども、住友会長は計画しています」と今後の展望を話してくれました。
株式会社ラバーソウル<外部リンク>
住所
本社/東京都港区南青山2丁目7-5 南青山コンド203号
上越支店/新潟県上越市木田2丁目1番1号 上越セントラルビル8F
URL
https://www.rubbersoul.co.jp/