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ダムの洪水調節

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0058314 更新日:2019年3月29日更新

洪水と洪水調節
当課で管理するダムは、ダム毎に定められている操作規則により、ダム貯水池に流れ込む流水の量(以下「流入量」という。)が一定量以上となった場合に洪水と呼んでいます。
「内の倉ダムの洪水」とは、流入量が毎秒80立方メートル以上となった場合。
「加治川治水ダムの洪水」とは、流入量が毎秒150立方メートル以上となった場合。
「胎内川ダムの洪水」とは、流入量が毎秒140立方メートル以上となった場合。
また、操作規則により、流入量が一定以上となった場合に洪水調節を行わなければならないと規定しています。
「内の倉ダムの洪水調節」とは、流入量が毎秒250立方メートルに達した後は、流入量がいったん最大に達した後、毎秒250立方メートルに減少するまで毎秒250立方メートルの流水を放流することにより洪水調節を行う。
「加治川治水ダムの洪水調節」とは、流入量が毎秒350立方メートルに達した後は、流入量がいったん最大に達した後、毎秒350立方メートルに減少するまで毎秒350立方メートルの流水を放流することにより洪水調節を行う。
「胎内川ダムの洪水調節」とは、流入量が毎秒600立方メートルに達した後は、流入量がいったん最大に達した後、毎秒600立方メートルに減少するまで毎秒600立方メートルの流水を放流することにより洪水調節を行う。
以上を洪水ならびに洪水調節と呼んでいます。
しかし、これによらず短時間の急激な流入上昇に伴う放流は、下流にかかる負担が大きいため一時的にダムで貯水して遅延放流する場合があります。

ここで、洪水調節の仕組みについて解説します。

平常時の画像
平常時

平常時は洪水に備えて、常時水位を維持しています。
渇水時は、水道や農業用水等のために、維持放流設備から溜めた水を放流します。そのため、ダムの流入量より放流量が多くなる場合があります。

洪水時の画像
洪水時

洪水時にダムへ流入する洪水の一部を貯水池に留め、下流に支障のない量だけを常用洪水吐から放流します。
ダムへの流入量よりも放流量が多くなることはありません。

異常洪水時の画像
異常洪水時

計画を超える異常洪水を貯溜め続けると、ダムに溜めることができる限界とされる洪水時満水位を超え、ダムが決壊する恐れがあります。決壊するとダムに溜めた水が一気に下流に押し寄せ、大きな被害が発生する恐れがあります。そのため、異常洪水時には非常用洪水吐を使用して下流に流す量を徐々に増加させ、貯水池に入ってくる水量と同じ水量を下流に流すようにします。この時ダムは自然河川状態となりますが、ダムへの流入量よりも放流量が多くなることはありません。
この操作をダムの専門用語で「ただし書き操作」と呼んでいます。

洪水後の画像
洪水後

洪水が収まった後の貯水池は、洪水を溜めた分だけ水が増えています。この状態で再び洪水となった場合、ダムで洪水を溜めることが出来なくなるため、下流の河川状況を見ながら溜めた水を流して貯水池の容量を空けます。
この時は、ダムの流入量より放流量が多くなります。

洪水調節実績表の用語解説
「発生年度」とは、各ダムで洪水調節を行った年度です。
「洪水月日」とは、各ダムで洪水調節を行った月日です。
「総雨量」とは、降り始めから洪水調節が終了するまでの間にダム地点で観測した降雨の総量です。
「最多時間雨量」とは、降り始めから洪水調節を終了するまでの間にダム地点で観測した1時間降雨量の最大値です。
「総流出量」とは、洪水流量に達した時から流入量がピークを過ぎ、洪水流量に達するまでの総流入量です。
「最大流入量」とは、流入量の最大値です。
「最大放流量」とは、洪水調節を行っている間の放流量の最大値です。
「調節総量」とは、洪水調節としてダムに貯めた総量です。

加治川治水ダムでは平成25年度から操作規則を変更し、運用しています。

加治川治水ダムでは平成25年度から操作規則を変更し、運用していますの画像

新しくなった操作規則及び細則は、下記をご覧ください。

平成25年度に発生した出水でのダムの効果を紹介します。

平成25年度に発生した出水でのダムの効果を紹介しますの画像1

平成25年度に発生した出水でのダムの効果を紹介しますの画像2

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このページに関するお問い合わせは

新発田地域振興局地域整備部ダム管理課管理係
住所: 957-8511 新発田市豊町3丁目3番2号
電話: 0254-26-1326(直通)
ファクシミリ: 0254-24-0403

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