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【長岡】梅毒に注意しましょう
梅毒は多くの先進諸国同様、日本でも減少傾向にあったため、昔の病気と考えられていました。
しかし近年、欧米では男性と性交をする男性(Men who have sex with men:MSM)を中心に広がっていることが報告されています。
日本国内において近年、10~40代の男性同性間性的接触感染が急増してきています。
女性も増加傾向にあり、MSM間での感染の流行が波及している可能性があると考えられています。
梅毒とは
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって起こされる性感染症です。
妊娠中の女性が感染すると、お腹の中の赤ちゃんへの感染が起こりえます。
梅毒は、早期に診断がされれば治療は比較的容易とされますが、診断の遅れから神経梅毒などを発症し後遺症が残ることも稀ではありません。そのため、特に陰部における、いつもと違う分泌物、傷、発疹などが出現したときには、性交渉を控え、出来るだけ早く医療機関を受診することが大切です。
感染を予防するには、性交渉の際にコンドームを使用することが重要です。
届出状況
梅毒は、診断した医師が全例を届け出ることになっています。
全国・新潟県ともに届出数が近年増加傾向にあります。
管内においては平成30年に15件が届出されており、現在の届出方法となった平成11年以降で最多となりました。
※令和元年は8件でやや減。
年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | 平成31年 令和元年 |
令和2年 |
令和3年(※2) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
長岡管内(※1) | 2 | 0 | 4 | 7 | 4 | 9 | 15 | 8 | 5 | 0 |
新潟県 | 8 | 2 | 15 | 22 | 45 | 35 | 65 | 44 |
37 |
6 |
全国 | 875 | 1,228 | 1,661 | 2,690 | 4,575 | 5,826 | 7,001 | 6,577 |
5,784 |
695 |
※1:長岡保健所管内の医療機関からの報告数
※2:令和3年2月28日現在(新潟県・長岡管内)/令和3年2月21日現在(全国)
梅毒に関する相談・検査
長岡保健所では梅毒に関する相談、検査を実施しています。
また、エイズや肝炎(C型肝炎、B型肝炎)についても、相談、検査を受け付けています。
関連リンク
国立感染症研究所:梅毒とは<外部リンク>