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【長岡】エイズ等性感染症について
性感染症について
エイズ等の性感染症について知りたい方、気になることがある方向けの情報をです。
パートナーや赤ちゃんなど大切な人にうつさないために、このページを参考に正しい知識を身につけてください。
(1)性感染症とは
・代表的な性感染症として、「HIV感染症/エイズ」「性器クラミジア感染症」「淋菌感染症」「梅毒」「性器ヘルペス感染症」などがあります。
・無症状や軽症の場合も多く、自分でも感染していることに気づかず他の人にうつしてしまう可能性があります。また、妊娠や出産前後で赤ちゃんに感染する母子感染もあります。
・症状が無かったり軽かったりする場合でも、そのまま放置していると、症状が重くなったり不妊症の原因になることもあります。
(2)性感染症の感染経路
・一部の性感染症は性行為の最初からコンドームを使用することで防ぐことができますが、コンドームでは防げない感染症もあります。
(3)性感染症の症状
(4)性感染症にかかったかもしれないと思ったら
●保健所に相談する
・全国の保健所でHIV検査を無料・匿名で受けることができます。HIV以外の性感染症については、保健所によって検査できる項目が異なるため、まずは近くの保健所に相談してみてください。
★長岡保健所エイズ・肝炎相談電話:0258-36-8120(平日午前8時30分から午後5時15分まで)
●クリニックや病院を受診する
・検査結果が陽性又は症状がある場合は、症状にあわせて皮膚科、泌尿器科、産婦人科、内科などを受診しましょう。
・事前に医療機関に電話連絡してから受診するとスムーズです。
お近くの医療機関の情報を検索できます。 にいがた医療情報ネット<外部リンク>
性感染症Q&A
Q1 エイズとはどんな病気ですか?
HIVというエイズを発症させるウイルスに感染後
↡ 治療をしないまま経過すると…
HIVの力で免疫力(抵抗力)が低下し、いろいろな病気を発症した状態のことを言います。
エイズを発症すると、普段は自分の免疫で対処できるような弱いウイルスなどにも感染してしまいます。
【HIVの感染経路】
・性行為による感染が9割以上を占めています。注射の回し打ちや入れ墨など血液に触れる機会があった際(血液感染)や母親からおなかの赤ちゃんに感染する母子感染もあります。
・HIVは感染力が弱いウイルスのため、咳やくしゃみ、お風呂、トイレの便座、軽いハグやキスなど日常生活では感染しません。
【治療について】
一度HIVに感染すると、体の中から除去することはできません。エイズを発症しないために一生薬を飲み続ける必要があります。
現在は治療の研究が進み、ウイルスのコントロールができれば、一般の人とほぼ同じくらい生きることができるようになりました。
Q2 エイズは若い人でも感染しているのですか?
令和3年度のHIV感染者の年代別割合はは30歳代(男性:35.1%、女性:28.1%)が最も多く、次いで20歳代(男性:30.7%、女性:33.1%)となっています。
また、10歳代の感染報告もあり、若い年代で感染している人が多い状況です。
HIVの感染確率は、コンドームを使用しない性行為の場合0.1%~1%程度と考えられていますが、コンドームを使用しない性行為1回で感染した事例もあります。
暴露経路(感染リスク) | 1回あたりの暴露で感染する可能性(%) |
---|---|
輸血 | 90% |
静脈注射ドラッグ使用時の針の共有 | 0.67% |
アナルセックス(受け入れ側) | 0.5% |
針刺し事故 | 0.3% |
膣を使ったセックス(女性側) | 0.1% |
アナルセックス(挿入側) | 0.067% |
膣を使ったセックス(男性側) | 0.05% |
フェラチオ(受け入れ側) | 0.01% ※男性におけるアナルセックスのケース |
フェラチオ(挿入側) | 0.005% ※男性におけるアナルセックスのケース |
SNSなどの普及により知らない人と出会う機会が増えています。不特定の相手と関係を持ったり、コンドームを使用しなかったなどの感染のリスクの増加やトラブルに巻き込まれないよう、自分を大切に考えていただきたいと思います。
出典:Api-Net(エイズ予防情報ネット) 令和3年エイズ発生動向年報<外部リンク>
HIV検査相談マップ HIV・エイズって何?<外部リンク>
Q3 性感染症は性行為の相手が1人なら感染しないですか?
性行為の相手が1人でも、過去の相手(元彼、元彼女)が感染していなかったかはわかりません。
現在のパートナーが過去に性行為をした経験があれば性感染症に感染している可能性があります。
※赤い☆印が性感染症に感染していた人とすると、知らない間にパートナーに感染しているかもしれません。
Q4 梅毒が増えているのは本当ですか?
令和4年度は全国の梅毒患者報告数が初めて10,000例を超え、新潟県内でも初めて100例を上回りました。
特に20~40歳代の男性、20歳代の女性に多く、若い年代を中心に広がっています。
梅毒は早期の薬物治療で完治が可能ですが、診断の遅れから合併症を起こしたり、おなかの赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるため注意が必要です。
<関連リンク>
厚生労働省 梅毒<外部リンク>
関連リンク
厚生労働省 これって性感染症?<外部リンク>
Api-Net(エイズ予防情報ネット)<外部リンク>