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3月10日に当研究所にて新潟県蒲鉾組合と共催で研修会を開催しました。
この研修会では県内蒲鉾業者の方に対し、当所研究員が新規加工原料や加工技術に関する話題提供をするほか、開発した試作品の試食を実施し、互いに意見交換を行っています。
本年度の研修会では、県産水産物を利用した新規の調味料の開発や凍結粉砕処理した加工原料の特徴に関して報告しました。また、試作品の試食では研修会の中で報告した新規の調味料と凍結粉砕処理した原料を使用した加工品を提供しました。試作品の一例ですが、ノロゲンゲの揚げ蒲鉾(写真参照)をご紹介します。ノロゲンゲという魚は県内で底びき網等で漁獲されるもののあまり利用が進まない魚の1つです。このノロゲンゲを凍結粉砕処理し、揚げ蒲鉾にしたものを今回の試食で提供しました。今年度もこれらの試作品の品評や今回ご紹介した技術の利用に関して活発な意見交換が行われました。
研修会の様子
試作品(凍結粉砕処理したノロゲンゲを用いた揚げ蒲鉾)
今後も県内水産物をもっと幅広く利用していただくために、より実用的な技術開発を行い、皆さんにご紹介したいと思います。