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ヒラメの資源動向を把握するため、研究所では毎年、ヒラメの稚魚の分布密度を調べています。
調査について
今年の調査は県内の村上市塩谷地先で7月~8月に2回行いました。調査は、水深別にビームトロール網を曳いてヒラメ稚魚を採集し、稚魚量の目安として水深別に網を曳いた面積1haあたりの0歳魚(H23年生まれ)の分布密度を調べました。
結果
今年の稚魚の分布密度は18.8尾/haで、前年比208%となり、前年の分布密度を大きく上回りました。しかし、これまでの調査結果から今年はほぼ平年並みの水準と判断しました。
考察
今年生まれの稚魚は平成24年9月以降、全長30cm以上に成長して漁獲されます。稀に平成20年生まれのように翌年秋の漁獲加入に結びつかなかった例もありますが、今年生まれの稚魚が順調に成長していけば、平成24年の秋以降にほぼ平年並みの水準の漁獲加入があると考えられます。
担当: 海洋課 中尾