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羽越本線100周年、沿線を旅してみる~城下町新発田とSL【新発田】

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0670786 更新日:2024年6月11日更新

四季島
「四季島」は新発田駅を通過して北海道白老へ、白老には明治期聖籠町等から漁業者が移住

新潟市にある新津駅から新発田駅などを経由して、日本海に沿って秋田駅までを結ぶ羽越本線。7月31日に全線開通100周年を迎えます。路線距離は上越新幹線とほぼ同じ約270km。沿線のみどころなどを旅してみてはいかがですか。
【羽越本線の駅】新津⇒京ヶ瀬⇒水原⇒月岡⇒中浦⇒新発田加治⇒金塚⇒中条
(太字は最寄りの駅)

(第3回)歴史を感じながら新発田駅周辺を歩く【新発田市】

寺、社、蔵、閣~城下町の風情を感じて

お寺
(しばた寺びらき実行委員会提供)

新発田駅周辺には歴史ある寺が軒を連ねるほか、由緒ある神社、営々と酒造りを営む蔵、日本庭園などがあり、城下町ならではの風情を感じながら街歩きをすることができます。
新たに歴史文化のスポットが、令和5年新発田駅前に誕生しました。蔵春閣です。
新発田出身の実業家、大倉喜八郎は、大成建設、サッポロビール、帝国ホテルなどを設立しました。大倉が政財界や海外からの客をもてなすために建設したのが蔵春閣で、彼が生まれた地に移築されました。駅前の東公園にたたずむその姿は味わいのあるクラシカルな雰囲気を醸し出しています。

蔵春閣の見学等詳細はこちらから<外部リンク> 
歴史や文化にふれながらまちを楽しむイベント「しばた寺・びらき」は6月15日土曜と16日日曜に開催<外部リンク>~終了しました
蔵春閣「閣びらき」は6月15日土曜と16日日曜に開催<外部リンク>~終了しました

 

ぞうしゅんかく
天井、襖絵・板絵、家具などしつらえが素晴らしい蔵春閣

羽越本線をひた走った蒸気機関車

SL

蒸気機関車

鉄道事業にも関わった大倉喜八郎が贈呈した東公園内には蒸気機関車が展示されています。屋根が架けられ、よく手入れされた姿を見ることができます。
案内板によれば、展示されている「デゴイチ」の愛称で親しまれているD51 512号機は昭和15年(1940年)11月に製造され、32年の間、羽越本線や信越本線で運行されました。その走行距離は200万キロメーター、地球51周分に相当するとのことです。
第二次世界大戦から戦後の混乱期、そして高度経済成長期にかけて昭和の時代を駆け抜けた姿に、ノスタルジックと時の移ろいを感じます。

走行する蒸気機関車
羽越本線を走る蒸気機関車「SL村上ひな街道号」(令和6年3月24日)

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