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新津駅から阿賀野川を渡ると間もなく京ヶ瀬駅、飯豊連峰の残雪を望む
新潟市にある新津駅から新発田駅などを経由して、日本海に沿って秋田駅までを結ぶ羽越本線。7月31日に全線開通100周年を迎えます。路線距離は上越新幹線とほぼ同じ約270km。沿線のみどころなどを旅してみてはいかがですか。
【羽越本線の駅】新津⇒京ヶ瀬⇒水原⇒月岡⇒中浦⇒新発田⇒
(太字は最寄りの駅)
越後七不思議とは、浄土真宗を開いた親鸞が越後(新潟県)で説法を行った際に起こった不思議な出来事で、県内各地に残っているものです。ここ梅護寺では二つを見ることができます。
ひとつは八房の梅で、一つの花に八つの実を結ぶという珍しい梅です。親鸞が梅干しの種を庭に植えて歌を詠んだところ、翌年芽が出て、枝葉が茂り、薄紅色の八重の花が咲き、実が八つできるようになったといわれています(阿賀野市商工観光課HPから)。
梅園の柵の外から梅の実を探してみましょう。今年は気候のせいか実のなりは例年に比べ今ひとつとのことですが、複数の実を見つけることができた人には何かいいことがありそう。
花びらが80枚から200枚ほどもあるという珠数掛ザクラ。花が数珠の房をかけたように垂れ下がって咲く、珍しい菊咲きの桜です。親鸞が手に持っていた数珠を桜の枝に掛けて仏法を説いたところ、桜の花が数珠の房のように咲くようになったとの言い伝えがあります。
柵の中と水田に続く斜面に植えられた十数本の桜が八分咲きとなる頃は、圧巻の眺めとなります。ここ数年は4月下旬に開花を迎えるようです。来年のお花見候補地として今からスケジュール表にいれておくとよいでしょう。
なお、桜は境内ではなく、道路を挟んだところにあります。車は県道沿いの市営観光駐車場に止めましょう。
Instagram「しばたニア」<外部リンク> 梅護寺など、新発田地域のおでかけやおいしいものの情報を掲載