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二王子岳(にのうじだけ)を仰ぎ見る、加治川の東側(右岸)に位置する自然豊かな新発田市川東地区。
二王子岳を望む豊かな地で栽培されるお米
10月28日土曜日に「KAWAHIGASHI DAY CAMP~実りの秋編」が開催されました。地元の若者が地区の魅力を伝えるため、キャンプをとおして参加者との交流を図るものです。
雨の中、参加者の受付が始まります
2年前にブランド牛の仲間入りを果たした新発田牛。おいしい新発田市産米の稲わらで育った厳選牛です。その大きなかたまりを炭火でじっくり焼きあげます。脂がしたたり落ち、炭に当たりジュッと小さな音をたて、芳ばしい香りが漂います。柔らかな歯ざわり、まさに五感で味わう逸品です。
炭火をおこす人、肉に串を刺す人、辛抱強く刺した棒を回す人、焼肉をナイフでそぐ人、共同作業をとおして会話が生まれます。
木や竹で組んだ「はさ」に稲を掛けて乾燥
二王子岳は古くから農耕の神山として仰ぎ親しまれてきました。その麓に位置する川東地区は、清流・加治川の水と寒暖差のある気候などで、おいしいお米の産地となっています。
そのお米を参加者にさらにおいしく味わってもらおうと、天日でじっくり乾燥させたはさがけ米を用意しました。さらに、精米はキャンプ当日に参加者自ら行い、鍋で炊飯。とれたて、つきたて(精米したて)、炊きたてのご飯で会話が弾みます。
精米機に玄米を入れます
炊きたてのご飯の湯気と香りを届けられなくて残念
某テレビ番組の「お届けモノ」で司会者をして「最高だ!ご飯のお供じゃなくて、これだけでもウマい!」と言わしめた二王子なすの漬物。
二王子なすは、川東特産野菜生産組合の方々が丹精込めて栽培。薄皮でとても柔らかくて甘みのあるなすです。もしかしたら、このキャンプの実行委員のひとりでもある農業生産者の畑で栽培されたものかもしれません。
二王子なすは川東地区にある食品加工会社で越後みそにじっくり漬けられ、コクと旨味のある漬物になります。
そして具沢山のきのこ汁の担当は、今日のキャンプのために研修先の愛知県から駆けつけた地元出身の若者。ショウガが効いて夕刻で冷えた身体が温まります。参加者から「おいしさの秘訣は」と聞かれ、寸胴鍋で大量に作るからと答えていましたが、どうもそれだけではないようです。おいしそうに食べる顔を思い浮かべながら、作っているようです。
ご飯が炊きあがるまで、参加者は竹灯籠の制作に取りかかります。地元の竹林から切り出した竹に模様を描いた紙を貼り付けて、穴を開けていきます。ギュルル、スッポッ、思ったより簡単に穴が開きます。
日が暮れた頃、ろうそくに火をともして竹を上からかぶせれば、竹灯篭のできあがり。「わぁ、きれい!」という歓声があがります。竹灯籠の灯りとたき火の中、参加者の会話は続きます。
川東地区の若者たちがまた楽しい企画を考えているようです。決まりましたらお知らせしますので、お楽しみに。
新発田牛<外部リンク>
二王子なす<外部リンク>(2ページ目)
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